【あなたはどっち派?】戸建住宅とマンションのメリットとデメリット
こんな人におススメの記事です!
■ 戸建住宅と分譲マンションのメリットとデメリットを知りたい人
■ マイホームを戸建住宅と分譲マンションのどちらにするか迷っている人
■ 家づくりで失敗や後悔したくない人

こんにちは!建築士のしみゆうです。

「結婚」や「子どもの誕生」といった人生の節目が訪れると、将来の住環境を意識し始める方が増えてきます。

そこで最初に迷うのが、「戸建住宅と分譲マンションのどちらにするか」ではないでしょうか?

 

「戸建住宅なら最悪でも土地の価値が残るので、資産価値が高い。」や「分譲マンションの方が駅近などの利便性に優れている。」といったように、それぞれ住居の形態によって利点が違うので、一概にどちらが優れているとは言い切れませんし、

生活を営む家族の「価値観」や「ライフスタイル」は世帯によっても異なるので、どちらが自分達家族に合うのか判断にも迷われるご家庭も多いでしょう。

今回は、自分達家族に合った住環境を見つけるために役立つ、「戸建住宅」と「分譲マンション」の「メリット」や「デメリット」について比べてみましょう。

戸建住宅の特徴

戸建住宅の特長とメリットやデメリット

「一国一城の主」といったイメージが強く、注文住宅を選べば自分達家族の「価値観」や「ライフスタイル」に合わせた「世界に一つだけのマイホーム」を手に入れることが可能ですし、

既に完成した建物を手に入る建売住宅なら、マイホームを探す「手間」や「時間」の短縮も可能です。

このように、分譲マンションに比べて、建物の「性能」や「仕様」「購入方法」といった、選択肢が多いことも戸建住宅の大きな特徴の一つです。

メリット

  1. 内装だけでなく、外装のリフォームや増築も自由自在
  2. 窓が多く各方位にあるので、彩光や風通りに有利
  3. 月々の管理費や修繕積立金・駐車場代がかからない
  4. ペットの種類に制限がなく、大型犬を飼うことも可能
  5. 庭のある戸建住宅なら、ガーデニングや家庭菜園を楽しむことができる
  6. 敷地内に駐車場を設けやすいので、ドアツードアが可能
  7. 独立性が高いので、プライバシーを守りやすい
  8. 隣家との距離があるので、騒音トラブルに巻き込まれにくい
  9. 町内会などの地域コミュニティーに参加しやすい

デメリット

  1. 立地条件が同じ場合、マンションよりも購入費用が割高なケースが多い
  2. 戸締りが必要な箇所が多く、セキュリティーに不安が残りやすい
  3. 敷地内の清掃など、自分達だけで管理しなければならない
  4. 将来のメンテナンスや修繕計画などを自分達で行わなければならない
  5. マンションに比べて、断熱性や遮音性が低い傾向にある
  6. 近所付き合いに気を使わなければいけない場合が多い
  7. 階段などの段差があるので、完全バリアフリー化が難しい
  8. 耐震や免震機能を取り入れにくい
  9. 虫害を防ぐことが難しい

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分譲マンションの特長

分譲マンションの特長とメリットやデメリット

戸建住宅に比べて汎用性に優れる反面、建物の「性能」や「仕様」「購入方法」といった選択肢は少ないのですが、

戸建住宅では実現の難しい様々なメリットも多く、住宅取得までの手間が非常に少ないことが分譲マンションの大きな特徴の一つです。

メリット

  1. オートロックや防犯カメラといったセキュリティー性に優れる
  2. バリアフリー化が進んでいるので、段差の少ない物件が多く、階段を上り下りする必要がない
  3. 生活の利便性に配慮した駅近の物件など、立地条件のよい物件が多い
  4. 共用部のメンテナンスを管理会社に任せていることが多く、手間が少ない
  5. メンテナンスや修繕計画がしっかりしているので、資産価値を保ちやすい
  6. 断熱性や遮音性の高い物件が多い
  7. 高層化が進んでおり、眺望のよい物件を比較的容易に選ぶことが可能
  8. 新耐震基準施行後に建てられたマンションは耐震性に優れている
  9. コンシェルジュや託児所など、共有施設の充実した物件も多い

デメリット

  1. 月々の管理費や修繕積立費、車の所有者は駐車場代の支払いが必要
  2. リフォームやメンテナンスに一定の制限がかかる
  3. 管理組合への参加が義務付けられる
  4. ペット可の物件でも、種類や大きさ・匹数といった制限がある
  5. 庭がないことが多く、ガーデニングや家庭菜園を楽しめない
  6. 上下階や隣家に音が伝わりやすいので、音に対する配慮が必要
  7. 規約やルールの変更に一定数以上の住民の合意が必要なため、話がまとまりにくい
  8. 汎用的な間取りが多いため、間取りに合わせた工夫が必要
  9. 開口部が少なく、彩光や風通りなどの恩恵が得られにくい

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あなたはどっち派?ーまとめ

戸建住宅と分譲マンションのメリットやデメリットに優先順位を付けると選びやすい

いかがでしたでしょうか。

「戸建住宅」と「分譲マンション」それぞれの「メリット」と「デメリット」を9つずつ挙げてみました。

どちらの住環境で暮らしてみたいと感じましたか?

 

もし、自分達家族が「戸建住宅」と「分譲マンション」のどちらが向いているか迷っているなら、

それぞれのメリットの中から、あなたにとって有益度が高いと感じられた項目を3つずつ選び、

更に、それぞれのデメリットの中からも、我慢できないと感じられた項目を3つずつ選んでみて下さい。

そして、ピックアップした12の「メリット」と「デメリット」に、あなたにとっての優先順位を付けてみましょう。

 

その上位を満たすのは、「戸建住宅」と「分譲マンション」のどちらでしたか?

優先順位の上位にあるメリットを満たし、デメリットを回避できる形態の住居を選べば、高い満足度が得られ、後悔を感じることも少ないでしょう。

 

と言うのも、注文住宅の設計士をしていると、理想の住宅に対する様々な希望のイメージを聞く機会が多いのですが、

住環境は日々進化しているので、「その人の持っている住居のイメージ」と「実際の現実」とのギャップが激しい場合が多く、「思い込み」や「偏見」が邪魔をして客観的な判断に曇りが生じる方が多いように感じるんです。

「思い込み」や「偏見」を防ぐためには、できるだけ機械的に判断することが大切なので、このように「メリット」や「デメリット」を並べて優先順位を付ける方法が効果的だと思います。

 

戸建住宅には戸建住宅でしか得られないメリットがありますし、分譲マンションにも同じことが言えるので、

理想のマイホームを手に入れるためにも、自分達家族に合った住環境を見つけて下さいね。

今回の問題解決と総まとめ
■ 「戸建住宅」と「分譲マンション」には、固有の「メリット」や「デメリット」が存在する
■ メリットが多く、デメリットの少ない住居形態を選ぶことが大切
■ 「思い込み」や「偏見」で住居を選ぶと「失敗」や「後悔」を感じやすい
■ 機械的に優先順位を付けると客観的な判断がしやすいので、「思い込み」や「偏見」を防ぐことができる
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