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ハウスメーカーの若手営業マンのお話

ハウスメーカーの若手営業マンのお話

こんばんは!しみゆうです。

いつも小難しい話ばかりでは、疲れてしまいますよね。

たまには、私が経験したエピソードを紹介したいと思います。

 

8~9年位前の話なのですが、私はそこそこ有名なハウスメーカーに勤めていました。

しみゆうの詳しいプロフィールはコチラ

その頃、まだ経験の浅い若手の営業マンにこんな相談を受けました。

若手営業マン

ちょっと変わった条件のお客さんがいるんですが、会ってもらえませんか?

しみゆう

変った条件?

 

(また大きな問題でも抱えてるん違うやろなぁ~)

この若手の営業マンは人が良いのですが、自分に手の負えない事も安請け合いしてしまう困った君でした。

若手営業マン

問題さえ解決出来たら、A社から引っ張ってこれそうなんですよ!

しみゆう

問題って・・またか・・

話を良く聞くと「すでにA社と仮契約をしているが、A社よりも安く家を建てられるなら契約をやり直して我社と契約したい。」というお客さんの相談でした。

そこで、図面を見てみると・・

しみゆう

安く建てれるって、この図面の家は鉄骨三階建てやん。

 

うちは木造やから、安くなるんは当たり前やで!

 

そうなんです、他社の図面を見てみると鉄鋼の三階建ての家でした。

我社は、木造専門のハウスメーカーだったので、三階建ては問題無くても、鉄骨の家は建てられません。

住宅会社に依頼できる建物の構造について

一般的な戸建ての家の構造は、木造・鉄骨・RC(鉄筋コンクリート)とあるのですが、住宅会社(ハウスメーカー・工務店など)には得意な構造・不得意な構造があります

複数の構造を扱っている住宅会社も無いわけではありませんが、多くの住宅会社は自社の得意な構造があり、他の構造は受け付けないことが多いのです

一般的に同じ大きさの家を建てた場合に必要な費用は、RC>鉄骨>木造となります

若手営業マン

エッ!!・・・

 

それはお客さんに説明してくるんで、お客さんがOKやったら建てられますか?

しみゆう

構造が違うから全く一緒には出来へんけど・・多少変更したら、建てられるよ!

 

でも、こんだけ図面出来てて契約解除できるの?

若手営業マン

それは、たぶん大丈夫です!

 

この時点で、鉄骨から木造に変わることをお客さんがOKすると思っていませんでしたし、

なにより図面の完成度をみると、家の間取りプランや仕様の打ち合わせもほぼ終わっていたので、簡単にA社が解約解除にOKを出すとは思っていませんでした。

住宅業界の暗黙の了解

他社の間取りプランや仕様を別の住宅会社に持ち込むことは、基本的にNGです

住宅会社によって得意・不得意な分野も違いますし、使う材料も変わってしまいます

なので、見積りの金額が変わるのは当たり前ですし、全く同じ家が建つこともありません

なにより、他社の情報を簡単に見せるお客さんは自社の情報も簡単に持って行ってしまう可能性が高いので、持ち込まれた住宅会社も警戒しますし、担当者の力の入れ具合も落ちてしまいます

若手営業マン

お客さんから木造でOKをもらいました!

しみゆう

(エッ!!お客さんOKしたんや)

 

支店長は契約して良いって言ってるんやろな~

 

・・で、A社との解約は解除出来たん、計画は何処まで進んでるの。

若手営業マン

支店長は、契約が取れるんやったらOKって言ってます。

 

計画は建築確認申請の手前までらしいです。

 

意外にも、お客さんは「家の構造」よりも「家の値段」の差に飛びついたようでした。
※私はかなり憂鬱な気分でした、この様なお客さんは後で様々な問題が発生することが多いんです。

住宅会社の裏事情

ほとんどの住宅会社(特に規模の大きいハウスメーカー)には1年毎や1ヶ月毎の売上目標があるので、売上目標が達成していない月は「早い仮契約の説得」や「月内の値引き交渉」を行ってでも売上目標を達成しようとします

なにより、ほとんどの住宅会社の営業マンは、契約が取れないと給料がほとんどない歩合給なので契約を取ることに一生懸命です

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土地の情報を市役所で調べてみると・・

土地の情報を市役所で調べてみると・・

・・で念の為に、そのお客さんの家を建てる市役所で法的な制限や道路状況などの聞き取りを行いました。

すると、とんでもない事が分かったんです。

そのお客さんの土地には、既にA社が建築確認申請を出していたんです。

建築確認申請とは

家を建てるためには、家を建てる地域の建築主事又は指定確認検査機関に定められた書式の図面や資料を提出し、建築確認申請と呼ばれる審査を受けなければなりません

もちろん、建築確認申請が通らなければ家を建てることは出来ませんし、合法な建物の証である検査済証も発行されません

検査済証が無ければ、住宅ローンを受けることも、将来的に家を売ることもまず不可能となります

しみゆう

役所で調べてみたら、建築確認申請が出てたけど・・

 

A社での話はどうなってんの、契約解除は出来たん。

若手営業マン

契約解除はA社と話し合い中みたいです。

 

建築確認申請が出てたら問題あるんですか?

しみゆう

何言うてんねん!一つの土地に建築確認申請は一つしか出されへんねんで!

 

取り下げてもらわんと、家建てられへんに決まってるやん!

若手営業マン

エッ!!そうなんですか!

 

今どんな状態なのか聞いて来ます。

 

あわてて、若手の営業マンはお客さんのところに状況を聞きに行きました。

若手営業マン

A社が契約解除に了解してくれないみたいです。

 

建築確認申請を取り下げて欲しかったら、違約金を払う様に言われているみたいです。

しみゆう

そりゃそうやろな、こんな段階で契約解除するなら違約金いるやろ。

 

契約書にも書いてあるやろうし。

 

そうなんです、この若手の営業マンは一つの土地に建築確認申請が二つ出せないことを知らなかったようです。

確かにこんなケースは珍しいので知らないのも仕方ありませんが、「既に建築確認申請が出てしまっている土地を買ってしまい新しく家を建てるのに苦労した」と言う話も無いわけではありません。

結局この話は、お客さんが「違約金を払うくらいならA社で建てる」と言い出したので、住宅会社の乗り換えはお流れになってしまいました。

住宅会社の乗り換えにはご注意を!ーまとめ

 住宅会社の乗り換えにはご注意を!ーまとめ

その後の話は聞いていませんが、「A社の担当者もかなり嫌な思いをした」でしょうから家づくりが上手くいったとは思えません。

家づくりが失敗するか成功するかも結局マンパワーによるところが大きいので、家づくりのパートナーに嫌われてしまうと成功が遠のいてしまいます。

 

建築会社の担当者に過度の気を使う必要はありませんが、非常識なことは止めておくことをおススメします。

せっかくの家づくりなんですから、楽しんで良い思い出にしたいですし、失敗や後悔をしたくないものですね。

しみゆう

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是非、あなたの家づくりにお役立てください^^

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