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■ 家づくりで失敗や後悔したくない人
■ 家づくりに初めて挑戦する人
何の知識もなく住宅展示場に行くのはやめましょう!
こんにちは!しみゆうです。
過去の記事で、「あなたの家づくりにとって必要で正しい知識や情報を集めるまでは、住宅展示場に行くのは止めましょう」とお伝えしました。
「家づくりの知識や情報収集の注意点」については、下記のリンクから移動できます。
しかし、そんなことを言われても「家づくりを始めよう!」と決めたら、モデルルームも見学したいでしょうし、どんな家が建つのか気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
確かに、頭では事前の情報収集が大切だと分かっていても、ソワソワしてしまうのも分かります。
今回は、今からあなたが住宅展示場に行っても失敗しないように、住宅展示場やオープンハウスでの情報収集のコツと注意点についてまとめてみました。
まずは何を優先するか決める
家族みんなで住宅展示場を見に行っても、各々が自由に好きなところを見学していては、何もまとまりませんし、帰ってから相談しても話がかみ合いません。
なので、お家の「外観やデザイン」「間取り」「素材や部材」「構造」など、どの部分を優先に見学するのかを事前に家族で相談して決めておきましょう。
それと、小さいお子さんはモデルハウスが楽しくてしょうがないので、つい走り回ってしまうかもしれません。
そうなると、集中して見学や情報収取することが難しくなるので、事前にお知り合いに預かってもらうなどすると良いかもしれませんよ。
住宅展示場に持参するアイテム一覧
住宅展示場に行く前に、下記のアイテムを忘れずに用意しましょう。
- デジタルカメラ
人の記憶はあいまいなので、気になるところは画像に残すと後で役立ちます。
※モデルハウス内は撮影禁止の場合もありますので、撮影前に忘れずに確認しましょう。 - 筆記用具
少しでも気になったことがあれば必ずメモをとりましょう。後で役に立つこと受け合いです。 - メジャー
寸法が気になる場合は感覚に頼ってしまうと危険です。しっかり長さを測って記録を残しましょう。 - 道路地図
特にオープンハウスの場合は、近隣の状況や施設を確認するのに役立ちます。 - 方位磁石
日当たりや風通しを確認する意味でも、建物の方位に気を付けるようにしましょう。
どうしても人の記憶はあいまいになりがちなので、家づくりの最中はどんな小さいことでも記録を残すクセを付けましょうね。
せっかく手に入れた情報も忘れてしまっては役に立ちませんし、詳しいことが知りたくても手掛かりがなければ後で調べることも出来ませんよ。
モデルハウスの雰囲気に惑わされないで!
住宅展示場のモデルハウスは「まぁ、素敵!!」と思ってもらえるように、たいへん豪華な作りになっています。
たとえパンフレットに「坪50万円で家が建ちます!」といったキャッチコピーがあっても、モデルハウスのほとんどが最高級グレードの仕様なので、坪単価は2倍の100万円かかっていると思っても間違いではありません。
いざ契約して、「モデルハウスと同じ仕様にしようと思ったら予算が大幅に足りなかった」なんてことは良く効く話なんです。
その他にも、モデルハウスの広さにも注意して下さい。
モデルハウスはゆったりとした空間に見えるように、家具のコディネートには気を付けていますし、家具も最高級のものを配置してあります。
なにより、モデルハウスは一般的なお家よりも大きく設計されています。
一般的なお家は100~130㎡程が多いのですが、モデルルームはその1.5倍の150~200㎡の大きさで設計することが多いですし、収納や廊下・階段の幅なども余裕をもって大きめに設計することがほとんどなんです。
なので、目の錯覚などの感覚に騙されないように、写真を撮ったりメジャーで図るなどして確認を行い記録を残しましょう。
住宅営業マンにも注意!
住宅展示場のモデルハウスでは、ほとんどの場合お客様1組につき1名の住宅営業マンが担当として接客します。
そして、その住宅営業マンがモデルハウスの説明や良いところをアピールしてくれます。
しかし、百戦錬磨の住宅営業マンは自分の商品の悪口やデメリットは言いませんし、もし都合の悪いことがあっても上手くメリットに置き換えて説明を行います。
もちろん悪い事でもありませんし、販売することが仕事なので当たり前のことなのですが、家づくりのパートナーとなる住宅会社を決めるまでは、住宅営業マンの言葉は鵜吞みにせず、中立的な立場で説明を聞くようにしましょう。
もし住宅営業マンについて欲しくなければ、モデルハウス入場前に「説明は必要ないので、見るだけでも良いですか?」と尋ねて下さい。
「それなら見学はダメ!」と言うような住宅会社であれば、すっぱりと諦めましょう。
そんな住宅会社と契約でもしたら、後で後悔するに違いありません。
※良い住宅営業マンの見分け方や質問のコツ・注意点については、伝えたいことがたくさんあり過ぎるので、また次の機会にさせていただきますね。
ちょっと待った!アンケート記入の注意点
住宅展示場の見学では、必ずアンケートの記入をお願いされます。
ここで一つ注意して欲しいことがあるんです。
家づくりを始める際に、あなたの担当となる営業マンはどうやって決まると思いますか?
なんとほとんどの場合が、あなたがモデルハウスのアンケートを記入した時点で決まってしまうんです。
住宅会社にもよりますが、モデルハウスで一番最初に説明を受けた営業マンがあなたの担当になってしまうことも多いんです。
それと、あなたに気に入った住宅営業マンがいても、指名することは難しいかもしれません。
ほとんどの住宅営業マンの報酬は歩合制なのでお客様の譲り合いはありませんし、住宅業界では担当者の指名制度や途中交代もほとんどありません。
家づくりに失敗や後悔をしないためには、パートナーとなる住宅会社や営業マン選びが非常に大切です。
ここを間違うと、高確率で家づくりを失敗すると言っても過言ではありません。
それに、経験の少ない間は住宅会社や営業マンの良し悪しを見分けることはかなり難しいので焦りは禁物です。
もし、あなたがその住宅会社を気に入って家づくりを始めたくても、頼りない営業マンや知識の乏しい営業マンが担当になってしまったら、安心して家づくりを進めることが出来なくなってしまいます。
そうならない様にも、無差別なアンケート記入はやめましょう。
「まだ、具体的に何も決まっていないので」などと返答して、アンケートの記入を断わることが賢明でしょう。
※どうしてもと言われた場合は、名前と連絡先の記入を避けるのも一つの方法です。
もしそれで文句を言うような住宅会社や住宅営業マンなら、あなたの家づくりのパートナーには相応しくないと言えます。
住宅展示場での情報収集のコツと注意点ーまとめ
いかがだってでしょうか。
早足ではありましたが、住宅展示場での情報収集のコツと注意点をいくつかあげてみました。
意外なこともあったのではないでしょうか。
しかし、勘違いして欲しくないのは、住宅会社や住宅営業マンはあなたの敵ではないということです。
そこで、忘れて欲しくないことがあります。
家づくりが始まれば、住宅会社や住宅営業マンはあなたの心強い協力者ですし、どんどん利用しないと家づくりの成功はありません。
しかし、あなたにとって必要で正しい情報が何かを見分けられるようになる迄は、その存在が邪魔になってしまうことが多いんです。
まずは、自分にとってどんな知識や情報が必要かを見極められるようになりましょう。
大事なことなのでもう一度言いますが、家づくりのパートナーとなる住宅会社や担当者選びは非常に大切です。
あなたの家づくりの成功のカギは、パートナーである住宅会社や担当者が握っているといっても良いくらいですよ。
※住宅展示場での質問や情報収集のコツ・注意点はまだまだたくさんあるのですが、長くなってしまうので、また違う機会でご紹介したいと思います。