※この記事では、家づくりに失敗してしまう理由や特徴の代表的な例をあげながら、理想のマイホームを手に入れるために、忘れてはいけないこと、注意すべきことについてまとめています。
■ 何に注意して家づくりを進めればいいか迷っている
■ 家づくりを意識し始めたが「何から手を付けるべきか分からない・・」
家づくりに失敗する理由・特徴|こんな人はご用心
こんにちは!建築士&FP技能士の清水裕一(しみゆう)です。
突然ですが・・『家を建てよう!』と決断した理由を覚えていますか?
- 結婚・出産するから
- 子供に資産を残したい
- 一国一城の主になりたい
- 親と同居を始めるため
- 賃貸住宅に住むより金銭的に有利と感じる
- 思い通りの間取りの家に住みたい
- 家を建てる経験をしてみたい
- 家族の帰る故郷が欲しい
- 現在の金利・税制が有利だから
- 自由にできる庭が欲しい
- 住居に気をつかわず暮したい
- 気がねなくDIYを楽しみたい
- 家を持てば精神的に自由になると感じる
上記は、「家を建てるきっかけ」となった、代表的な理由です。
この中に該当する理由はありましたか?
それとも、『家を建てよう!』と決断したのは、もっと別の理由でしょうか?
突然こんな質問をしてすいません(汗
質問をして何ですが、実は家を建てる理由は何でもいいんです。
人それぞれ考え・価値観が違うので、家づくりを始める理由に正解なんてありません^^
なぜ、家を建てる理由を聞いたのかといえば、家づくりに失敗する人には特徴があるからです。
あなたに、それが当てはまるかどうかを聞きたいから。
それと、「家を建てるきっかけになった理由」を忘れて欲しくないんです。
というのは、
これまで私が見てきた、「家づくりに後悔・失敗を感じてしまった人」は、家を建てる理由があいまいだったり、家を建てる途中で理由がブレてしまった人が多いからです。
『何から手を付けるべきか分からない・・』のは、家を建てる目的が明確でないから
あなたは、どんな時に「失敗」「後悔」を感じますか?
たとえば、学生の頃のテストを思い出してください。
定期テストの点数が自分の目標点に達したとき。
喜びはあれど、失敗も後悔もなかったですよね。
そうです。
人が失敗・後悔を感じる理由の一つは、当初の目的に到達できなかったから。
おそらく、家づくりで失敗や後悔をしてしまった人は、設定していた目的に達成できなかったのでしょう・・
もしかしたら、始めから目的がなかったのかもしれません。
意外と気付かないのですが、
家づくりの成功には「目的の明確化」が欠かせません。
もし明確でないなら。
いい機会なので、家づくりの目的を見つめ直してみましょう。
もしかしたら、『あまりにたくさんの目的があり、全ての目的を達成できるだろうか?』といった心配があるかもしれませんね。
確かに目的にもいろいろあるので、相反する目的があれば全てを達成するのは難しいかもしれません。
しかし、「あばたもえくぼ」ということわざもあるように、大きな目的が達成できれば、少しくらいの失敗や後悔は気にならないのではないでしょうか。
そのためには、これだけは絶対叶えたいという「明確な目的」が必要です。
そして、どうしても叶えたい目的が複数あるのなら、目的に優先順位を付けておきましょう。
家づくりの目的が明確になれば、「目的を達成するために、どんな知識や行動が必要なのか」が明確になります。
もちろん、『何から手を付けるべきか分からない・・』なんてこともありません。
そうすれば、しめたもの。
後は、目的達成に必要な情報を集めて行動するだけです。
そうすれば、家づくりに失敗・後悔する可能性が劇的に低くなります。
「家づくり」の大半が成功したと言っても過言ではありません。
『家を建てよう!』と決断した理由は?|まとめ
ですが、「家を建てること」を最終目的にしないでください。
家は幸せになるために必要なパーツの一つでしかありません。
最初は、『どうすれば幸せになれるんだろう?』と考えているうちに、「家づくり」にたどり着いたのでしょう。
ですが、
家づくりで、あなたや家族の幸せを果たせないのであれば、家を建てる必要はないハズです。
もう一度しっかりと目的を見つめ直し、家を建てるかどうかを決断しましょう。
その上で、『やっぱり家を建てよう!』と決めたのなら、次のステップに進んでも大丈夫。
家づくりには、今のあなたが思っている以上に時間や労力がかかります。
明確な目的がなければ、あなたも「家づくりに後悔・失敗した人」の仲間になってしまうかも・・
■ 家づくりの目的が明確になれば、何をするべきか分かるようになる
■ 家づくりの成功には、目的・イメージを明確にしておくことが重要
マイホームを建てる目的・イメージは明確ですか?
もしできていないなら、まず始めに「家づくりノート」を作ってみましょう。理想の暮らしへの近道になること受け合いです。
具体的な「家づくりノートの作り方・書き方」については、この記事を読んでみてください^^
➤ 家づくりノートの作り方・書き方を建築士が伝授!テンプレート活用術も解説