【注文住宅での失敗例】夏暑く冬寒い家にしないための温度対策とは?
こんな人におススメの記事です!
■ 注文住宅での温度に関する失敗をしたくない人
■ マイホームでの快適な生活を望んでいる人
■ 家づくりで失敗や後悔をしたくない人

注文住宅での温度に関する失敗例は?

注文住宅の温度対策に失敗して寒がる女性

しみゆう

こんにちは!建築士のしみゆうです。

 

前回は、外部計画に関する失敗例について解説しました。

 

今回は、温度に関する失敗例やコツについてご紹介しますね。

 

  • 家電量販店で確認した広さの目安となる面積表記を参考にしてエアコンを購入したが冷暖房の効きが悪い
  • 明るいリビングに憧れて南向きの間取りを意識したが、夏は日差しが直に入ってきて暑い
  • 子ども部屋に窓が1つしかないため風通しが悪く、エアコンなしでは過ごせない
  • 解放感のあるリビングに憧れて吹き抜けを設けたが、いつまで経ってもエアコンが効かない
  • 部屋の短辺方向にしかエアコンが設置できないので、冷暖房の効きが悪い
  • 子どものためにロフトを計画したが夏は熱気がこもるので、暑くて子どもが過せない
  • オープンキッチンを採用したが、料理を始めるとリビングの温度がかなり上がる気がする
  • 来客が多いので広いLDKを計画したら冷暖房効率が悪くなってしまい、以前の住居に比べて光熱費がかなり高くなった
  • コストダウンのために外部サッシのガラスをグレードダウンしたら、建物の「断熱性」や「気密性」の低さが浮き彫りになってしまい後悔している
  • リビング階段を採用したら階段を通って冬の暖気が2階に上がってしまうので、リビングが寒い

しみゆう

間仕切りの少ない開放的な空間に憧れて、注文住宅を建てる方も多いのですが、

 

広い空間は冷暖房効率が下がるので、間取りだけでなく、建物全体の断熱性や気密性といった仕様にも注目することをおススメします。

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温度に関する失敗を防ぐコツとは

注文住宅で温度に関する失敗をしないためのコツ

しみゆう

では、注文住宅の温度に関する失敗を防ぐためにも、住宅会社との打合せで気を付けておきたい注意点とコツを紹介させていただきますね。

 

  • 性能の低い窓を大きくしてしまうと「夏暑く冬寒い家」になってしまうので、外部サッシの「性能」や「大きさ」のバランスに気を付ける
  • 建物の「断熱性」や「気密性」の高さに注目して住宅会社の決定を行う
  • エアコンから流れてくる空気の対流に注意して設置個所を決める
  • 大きな吹き抜けを計画する場合は、床暖房の導入を検討する
  • 熱や湿気がこもりやすいロフトや小屋裏収納・WIC(ウォークインクローゼット)には、換気扇などの換気設備の設置を検討する
  • 暖かい空気は上昇しやすいので、間取り図面で空気の流れを確認しておく
  • 部屋に設置するエアコンの性能は部屋の面積ではなく、体積を目安にして選ぶ
  • ガスコンロに比べて発熱の少ない、IHクッキングヒーターの導入を検討する
  • 「遮熱性能」や「断熱性能」の高いLow-Eガラスの導入を検討する
  • 熱や湿度を室外に排出しない「全熱交換機能のある換気設備」の導入を検討する

しみゆう

注文住宅では凝ったデザイン性を重視してしまい、住み心地などの快適性を犠牲にしてしまうことがあります。

 

もちろん、住宅のデザインも満足度の高いマイホームを実現するために大切なのですが、後で後悔しないように、デザイン性と機能性についての優先順位を家族全員で話し合っておきましょう。

夏暑く冬寒い家にしないためにはーまとめ

夏暑く冬寒い家にならず快適なので気持ちよく眠る猫

戸建住宅は「夏暑く冬寒い」と言われてきました。

しかし、近年では「高性能な断熱材や外部サッシの開発」や「建築技術の向上」などにより、工夫次第で快適な住まいを手に入れられるようになりました。

ですが、全ての住宅会社が最新の仕様を取り入れている訳ではありませんし、住宅会社による力量の差がない訳でもありません。

 

それに、住み始めてからでは「多額の費用」や「大規模な工事」が必要になってしまうことが多いので、

家づくりに失敗や後悔を感じないためにも、事前の「情報収集」や「対処法の検討」を忘れないで下さい。

しみゆう

具体的な家づくりに関するご質問やご相談があれば、「お問い合わせフォーム」や「コメント欄」から問い合わせていただければ、

 

建築士の目から見たご返答をさせていただきます。

今回の問題解決と総まとめ
■ 戸建住宅の温度対策は部屋の面積だけでなく、体積に注目すると失敗を防ぎやすい
■ 建物の「断熱性能」や「気密性能」は完成後の変更が困難なので、事前の検討が大切
■ 間仕切りの少ない開放的な空間を計画する際は、採用する設備機器の「種類」や「機能」にも注意する
■ 家づくりでは何を優先するか、きちんと家族全員で話し合うことが重要
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