■ 家づくりの打合せで何を話したら良いが分からない人
■ 家づくりで失敗や後悔をしたくない人
しみゆうさん、
今度、住宅会社に「基本プラン」と「概算見積り」の打合せに行くんですけど、何に気を付けたら良いですか?
はい、きちんと家族で話し合ったんですが、
住宅会社の担当者にちゃんと伝えられるか心配で・・
理想のマイホームを作るためには、自分達の要望を正確に伝えることが非常に大切です。
では、上手な要望の伝え方を説明しますね。
自分達の要望を上手く伝えるために事前にまとめておく
こんにちは!建築士のしみゆうです。
理想のマイホームを手に入れるためには、自分達の新しい暮しに求める要望を正確に伝えることが重要です。
しかし、いくら正確に伝えたくても、自分達の要望がまとまっていなければ住宅会社の担当者に上手く伝えることは出来ません。
住宅会社にマイホームの打合せに行く前に、もう一度、あなた達家族の要望をまとめておきましょう。
「家づくりの要望をまとめる秘訣と注意点」についての詳細へは、下記のリンクから移動できます。
どうすれば相手に自分達の要望が伝わるか
画像を用意する
家づくりの情報収集をしていると、「住宅雑誌」や「インターネット」で自分のイメージにピッタリな「家の外観」や「内装」などの画像を目にすることがあるはずです。
気に入った画像を見つけたら「切り抜き」や「コピー」をしてスクラップブックを作ってみましょう。
そして、その画像の何が気に入ったかも書いておいて下さい。
何故かというと、「百の言葉」よりも「一枚の写真」の方が正確に多くのことを伝えることがあります。
それに、その場に居ない人にもイメージを伝えることが出来るので、マイホームの打合せにはとても重宝しますよ。
(家づくりには非常にたくさんの人が関わるので、どうしても「伝言ゲーム」になりやすく、間に人を介するほど本来の意味が伝わりにくいんです。
その結果、「本来と違う形で完成してしまう」ということが起こってしまいます。)
要望を具体的に伝える
家づくりの打合せをしていると、「ドバッーとした開放的なリビングが良い」と言うように抽象的に要望を伝える方がいらっしゃいます。
しかし、話を聞いた担当者によって「広いリビングが欲しい」や「天井の高いリビングに憧れている」「リビングに吹き抜けが欲しい」「庭に面していて、開け放せる掃出し窓が欲しい」という様に受け取り方が違うので、本来の要望が伝わらないかもしれません。
要望が間違って伝わってしまうと、「希望していない間取り」になってしまったり、「実現する事は無理」という様に、要望を実現できなくなってしまいます。
それに、何度か打合せをしているうちに要望通りの基本プランが出来上がるかもしれませんが、必要以上の無駄な時間と労力がかかってしまうんです。
多少面倒でも、自分達の希望が叶うように、具体的に要望が伝わっているかの確認を行いましょう。
現在の不満を伝える
もし、具体的な要望が思いつかなかったら、現在の生活で不満に思っていることを担当者に伝えましょう。
たくさんの知識や経験をしている担当者なら、あなたが思いつかないような提案をしてくれるはずです。
現在の不満が解決すれば、それだけでも満足度はUPしますよ。
今の生活を伝える
もし、具体的な不満も見つからなければ、包み隠さず現在の「家族全員のライフスタイル」や「住まいに対する価値観」を話しましょう。
「朝起きてから家を出るまでの流れ」や「帰って来てからの過ごし方」「趣味や休日の過ごし方」など、どんなことでも良いので担当者に伝えて下さい。
日頃のライフスタイルが分かれば様々な提案が出来ますし、日頃のライフスタイルには、より良い家づくりのヒントが隠れているはずです。
最後にきちんと伝わっているか確認!-まとめ
なるほど!
自分達の「ライフスタイル」や「今の住居での不満」を話せば、それに対しての提案をしてもらうことも出来るんですね。
百戦錬磨のプロなら、要望を叶えるだけで無く、より良い家づくりが出来る提案もしてくれるので、
恥ずかしがらずに、自分達の要望だけで無く、様々な話をしてみて下さい。
はい!
せっかくですから、少しでも良いマイホームが出来るように頑張ります。
せっかく家づくりをするのですから、住宅会社の担当者には「様々な提案」や「お手伝い」をしてもらいましょう。
彼らも良い家づくりをしたいので、きっと、あなたの力になってくれますよ!
住宅会社の担当者にも様々な人がいるので、「あなたが要望を上手く伝えたつもり」でも意外と伝わっていなかったり、間違って伝わっていることもよくあります。
もし、それが心配なら、
住宅会社の担当者に「どんな家になりそうですか?」と聞いてみましょう。
それで帰っていた返事が「あなたの要望とマッチしている」「あなたの要望以上」であれば、その担当者は「腕が良い」「あなたとの相性が良い」と言えるでしょう。
そうで無ければ、残念ながら今後その担当者から提案される基本プランは今一つかもしれませんね。
それと、YESマンの担当者には気を付けて下さい。
あなたの要望ばかり聞いて、プロとしての提案をしてくれない様なら、良い家づくりを手伝ってくれるとは思えません。
相性の良い担当者との家づくりの話は楽しいものです。
住宅のプロであれば知識も経験も豊富なので、会話のキャッチボールをしているうちにあなたの要望を汲み取ってくれたり、あなたの気付いていない提案をしてくれたりするもんです。
まだまだ始まったばかりですが、家づくりを楽しんで下さいね。
■ イメージだけでなく、出来るだけ具体的に要望を伝える
■ 将来の希望だけでなく、現在の不満を話す
■ 恥ずかしがらず、今の生活のありのままを伝える