■ 楽しんで家づくりをするために準備がしたい人
■ 家づくりに対する不安がある人
■ 家づくりで失敗や後悔したくない人
家づくりって難しいですよね?
どうしたんですか?
いつもより元気がありませんね。
どうしたら理想のマイホームが建てられるか考えていたら、
何だか、不安になってきちゃって・・
初めての家づくりでは、誰もが感じてしまう不安の様ですね。
確かに、注文住宅は完成するまで実物が見れないですし、時間もかかるので不安を感じやすいんですよね。
家づくりが楽しいって言ってる人はどんなことをしてるんですか?
そんな不安を無くすためにも、まずは住宅会社との打合せの内容を知っておいて下さい。
そうすれば、家づくりを楽しむコツも見えてきますよ。
住宅会社との打合せで何を決めるの?
こんにちは!建築士のしみゆうです。
初めての家づくりでは、漠然とした不安を感じる人が多い様です。
そんな人に話を聞くと、
「理想のマイホームを手に入れるために何をすれば良いか分からない。」や
「決めることが多すぎて、何から手を付けたら良いのか分からない。」といった返事が多いと感じます。
実は、家づくりの「手順」や「打合せの内容」って、意外と知っている様で、知らないことが多いんです。
それに、住宅会社によって「決め方」も「順序」も違うので、コレと言う基準の説明も難しいのですが、
ある程度知っておかないと、事前の準備も出来ませんし、先々の不安も残るので家づくりを楽しめなくなってしまいます。
今回は、そんな不安が解消できるように、
理想のマイホームを手に入れるために必要な、住宅会社での打合せについてまとめてみました。
理想のマイホームを建てるために決める6つの打合せ事項
では、住宅会社との打合せで決める建物の内容について解説しましょう。
あまり細かく説明するとゴチャゴチャするので、大まかな概要に分けて紹介しますね。
建物の住み心地に関わる事
主に、「間取り」に関する内容の打合せです。
将来の生活を想像しながらの間取りの打合せはワクワクする事も多く、住宅会社の担当者との話が盛り上がる部分です。
大抵の場合は、あなた達家族の要望を聞いた住宅営業マンが、たたき台になる間取り図を用意して、様々な変更を加えながら建物の間取りを決めていきます。
しかし、家づくりの満足度に直結しやすい間取りの出来栄えは、「建物の工法」や「住宅会社の提案力」などに左右されますし、建物の住み心地にも大きく影響するので、納得できるまで時間をかけて決定したいところです。
それに、間取りの変更は建物全体の建築費にも大く影響するので、住宅会社と契約を交わす前にしっかりと決めておきましょう。
建物の構造に関わる事
主に、「建物の屋根や形などの外観」や「窓などの開口の大きさ・位置」「工法(木造・鉄骨造・RC造等)」に関することですが、「間取り」にも関わる打合せです。
何故かと言うと、間取りによって建物の形が決まってきますし、住宅会社の扱っている工法によっては実現できない間取りもあるからです。
なので、建物の見た目である「外観」や「内観」を重視するか、住み心地である「間取り」や「設備」を重視するかによって優先順位が変わってくる部分になります。
打合せが始まったばかりの時は、平面図での間取りばかりが気になるかもしれませんが、
建物の外観が分かる立面図を見ながら間取りの打合せを行うことで、完成した建物を想像しやすく、打合せがスムーズに進みます。
建物の性能に関わる事
主に、建物の「耐震性」や「断熱性」「気密性」「防音性」などの性能に関わる打合せです。
住宅会社によっては取り扱えない仕様もあるので、建物の性能にこだわりがある場合は事前確認が重要になります。
住宅会社によっての標準仕様があることも多いので、こだわりの無い人は重要視せずにスルーしがちな打合せですが、
建物の性能は住み始めてからの快適性に直結するのですが、住み始めてからでは費用的にも変更の難しい部分なので、しっかりと担当者の説明を聞き、納得いくまで検討することが家づくりを失敗しないコツと言えます。
建物の外観に関わる事
主に、「間取り」以外の「建物の外観の装飾」や「屋根や外壁の材質・色等」に関わる打合せです。
基本的に、自分達の好みに合わせて多種多様の建材から選ぶことが出来ますが、こだわりがある場合は、事前に住宅会社が取り扱っているかを調べる必要があります。
それに、準防火地域などの建築条件によっては、屋根や外壁などに一定以上の性能が必要となるので、選べる建材の選択肢が減少しますし、
風致地区などの地域条件によっては、屋根や外壁などに使用できる建材の形や色の選択肢が減少することがあるので注意して下さい。
都市内外での美観を維持保存する目的で、建築物など外観に一定の制限がある地域のこと
京都などが有名だが、建物の形や色に制限がかかることが多い
建物の内観に関わる事
主に建物内の「造作材(建具・床材など)の形状・色」や「壁紙の種類・柄」「造作家具」などの見た目に関わる打合せですが、建て主の好みに合わせて様々なものから選ぶことが出来ます。
見た目以外にも、「コンセントの位置」や「収納内部の棚」「タオル掛け」などの室内の使い勝手に関わる事も含まれます。
ある程度仕様の限られている住宅会社の場合は、建物の着工前に全てを決めることもありますが、
建物の内観は工事の中でも後半部分になるので、住宅会社によっては工事中の現場で打合せを行うこともあります。
どのタイミングで建物の内観の打合せをするのか担当者の確認しておくと、事前の準備も行いやすく、納得するまで選ぶことが出来るのでおススメです。
建物の設備機器に関わる事
主に、建物内の「キッチンやお風呂などの住宅設備機器の詳細な仕様」や「照明器具の種類・位置」などの使い勝手に関わる打合せですが、
日頃の生活の家事に大きく関係するので、この部分にこだわりが強い女性も多く、たくさんのカタログやショールームを訪問して時間をかけて決めることが多い打合せです。
特にこだわりが強く、各種メーカーの既製品だけで無く、制作に時間のかかる特注品を視野に入れている場合は、商品の納期を知っておくことが大切になります。
意外と知られていませんが、メーカーのショールームは一般の人でも予約訪問が出来るので、住宅会社が決まっていなくても検討することが出来ます。
それに、お気に入りのものがあれば「見積りナンバー」と呼ばれる番号さえ分かっていれば、住宅会社の概算見積りに反映させることも出来るので、費用に対する心配を取り除くことも可能です。
確かに、住宅会社との打合せでどんな事を決めるのか分かったら、
不安がやわらぎました。
それは良かった。家づくりだけでなく様々なことに言えるのですが、
知らないと不安を感じる事も、分かってしまえば意外と簡単に感じるので安心できるんですよね。
本当にそうですね。
これで楽しみながら家づくりが出来そうです。
今回は、住宅会社との打合せ内容を説明しただけですが、
打合せのコツが分かって来れば、もっと家づくりが楽しめる様になると思いますよ。
家づくりを楽しむには打合せの準備が大切ーまとめ
理想のマイホームを手に入れるためには、様々なことを決めないといけません。
しかし、注文住宅では完成したマイホームを想像することが難しいので、どうしても「先行き」や「知らない事」に対する「不安」や「不満」が残ってしまうんです。
せっかくの家づくりを楽しむためにも、そんな「不安」や「不満」は無くしてしまいましょう。
そのためにも、住宅会社の担当者に次回に行う予定の打合せの内容を聞いておくことをおススメします。
そうすれば、事前の予習で知らない事を調べておけますし、叶えたい要望を具体的にまとめるなどの事前準備をすることも出来るので、
建物の打合せをスムーズに進められますし、会話にも余裕が生まれるので、より家づくりを楽しめるハズです。
もし、「どんなことを調べれば良いのか分からない。」「何を決めておけば良いのか分からない。」のなら担当者に相談して下さい。
そうすれば、資料を借りることも出来ますし、どんな事に注意したら良いのかも教えてくれるでしょう。
初めての家づくりでは「知らない事」や「分からない事」がたくさんあるのは当たり前です。
家づくりに失敗しないためには、恥ずかしがらずに担当者になんでも相談することが大切なんです。
そうする事で、家づくりを楽しめますし、理想のマイホームの完成形も見えてきますよ。
■ 初めての家づくりで分からないことがあるのは当たり前
■ 家づくりを楽しむためには、事前の準備が大切
■ 不安や不満があれば、住宅会社の担当者に出来るだけ早く相談する