【家づくりを楽しむ秘訣】注文住宅の打合せにかかる期間と順番は?
こんな人におススメの記事です!
■ 注文住宅で打合せにかかる期間を知りたい人
■ 住宅会社との打合せの順番が知りたい人
■ 家づくりで失敗や後悔したくない人

しみゆう

前回は、住宅会社と行う注文住宅の打合せの内容について解説しました。

 

理想のマイホームを手に入れるためのコツも分かっていただけたのではないでしょうか。

初家さん

打合せの内容は分かったんですが、どのくらいの期間をかけて決めるんですか?

打合せの準備しておいた方が良いんですよね。

しみゆう

確かに、事前に準備するためには、打合せにかかる期間や順番は大切ですね。

 

今回は、住宅会社との打合せの期間や順番について解説しますね。

住宅会社との打合せにかかる期間はどのくらい?

住宅会社のビジネスモデルによって打合せに必要な時間は大幅に違う

こんにちは!建築士のしみゆうです。

まずは、注文住宅を建てるために必要な打合せの期間ですが、

これは、その住宅会社で選べる、建物の「仕様」や「性能」「建材」などの範囲によって大きく変わります。

 

例えば、

ハウスメーカーの様に規模の大きい住宅会社のほとんどは、建物の標準仕様を決めることでパッケージ化をしているので「選べる範囲」や「選択肢」が少なく、打合せ期間がかなり短くなります。

おのずと、建物の自由度が低くなるので、このようなビジネスモデルの住宅会社を選んだ人は「注文住宅でもこんなに簡単なんだ・・」と感じることが多いと思います。

 

しかし、

建築設計事務所の様に規模の小さい住宅会社は、建物をパッケージ化していることが少なく、市販されている範囲だけでなく特注することも視野に入れているので、こだわりが強いほど打合せ期間が長期に渡る傾向があります。

おのずと、無限と言っていいほど仕様などの自由度が高くなるのですが、「こんなことまで決めないとダメなんだ・・」と感じる人も増えることになります。

 

次に、打合せ期間の具体例を挙げると、

パッケージ化が顕著な住宅会社では、2週間に1回(2時間程度)の打合せペースで、短ければ2ヶ月位の期間で建物の仕様を決められることもありますし、

建築設計事務所などでこだわりのマイホームを建てる場合は、1年以上かけて打合せをすることも少なくありませんし、建物の工事が始まっても打合せが続くことがあります。

 

注文住宅を建てる人の中には、詳細な打合せをするために時間をかけたい人もいますが、

その反面、プロに任せる事で打合せ時間を短くしたい人もいます。

 

自分達の思いと住宅会社のビジネスモデルに大きな違いがあると、「不安」や「不満」に繋がってしまうことも多いので、

事前に、住宅会社の担当者に「他のお施主さんは、建物の打ち合わせにどの位の時間をかけていますか?」といった質問をしておくことをおススメします。

「住宅会社の種類」についての詳細へは、下記のリンクから移動できます。

初家さん

打合せに必要な、標準的な期間も聞いておいた方が良いんですね。

しみゆう

住宅会社によって、2週間に1回(2時間程度)が標準の住宅会社もありますし、毎週打合せを行う住宅会社もあります。

 

建物の完成を急いでる場合は、1回の打合せを朝から晩まで行う事もあるんです。

初家さん

朝から晩まで・・

 

それは体力的にも大変そうですね。

しみゆう

もちろん、ある程度の融通は利かせてくれますが、

 

自分達の希望がある場合は、事前に伝えておくと良いですね。

----- Sponsor Link -----
 

建物の仕様を決める打合せの順番は?

次に、打合せで決める順番ですが、

「費用に差が出やすい部分」や「建築確認申請に必要な部分」から打合せを始めるのが一般的で、

  • 建物の大きさや間取り・窓の位置などの基本プラン
  • 構造や性能などの基本仕様
  • 屋根や外壁などの外部仕様の形や材質
  • キッチンやお風呂などの設備資材の大きさや位置
  • 大まかな建築材料のグレードや太陽光発電などのオプション

といった部分を先に決めて、概算の費用を出しながら打合せを進め、

その後、「決定に時間がかかる部分」や「先に決めておかなくても工事が進められる部分」でもある、

  • キッチンやお風呂などの設備機器の色や柄
  • 屋根や外壁などの外部仕様の色や柄
  • 床材や内装材・壁紙などの内部仕様の色や柄
  • 照明のスイッチやコンセントなどの電気配線の位置

といった部分の決定を行い、変更部分に対しては「追加見積り」や「追加工事請負契約」といったかたちで最終調整を行い、工事の着工に向けて打合せを進めていきます。

 

他にも、分業化が進んでいる住宅会社では「住宅会社との契約」までは住宅営業マンが行い、

その後の、「建築確認申請」や「建物の構造や性能」に関わる部分は、建築士や設計士が打合せを担当し、

「キッチンやお風呂などの設備機器」や「色や柄のデザインに関わる部分」などは、インテリアコーディネーターが担当する、

といった様に、打合せが進むにつれて担当者が変わることもあります。

 

この辺りも、住宅会社によっての特徴が強く出る部分なので、

後で、「あの担当者が気に入ったから契約したのに・・」などといった「不安」や「不満」を解消するためにも、事前に打合せの担当者についても確認しておくことをおススメします。

「建築確認申請」についての詳細へは、下記のリンクから移動できます。

初家さん

住宅会社によっては、打合せによって担当者が変わる事もあるんですね。

しみゆう

打合せ毎に担当者が変わる住宅会社では、

 

「営業マンが気に入って住宅会社を決めたのに契約が終わったら、気の合わない設計者やインテリアコーディネーターと打合せをしないといけなくなった」といった不満を抱えてしまう人もいますね。

初家さん

うわ~それは嫌ですね・・

 

せっかくの家づくりなんですから、打合せも楽しみたいと思います。

しみゆう

それなら、契約の前にそれぞれの担当者との顔合わせをお願いすると良いですよ。

 

契約前なら、ちょっとしたワガママも通ることが多いですからね。

家づくりを楽しむには無理のないスケジュールが大切ーまとめ

家づくりを楽しむためには、事前にスケジュールや誰と何を決めるのかを知っておくことが大切

住宅会社によっては、建物の工事が始まらないと建築費を支払ってもらえないので、打合せ期間を短くするためにタイトなスケジュールを組むことがあります。

しかし、マイホームの満足度を上げるためにも、家づくりを楽しむためにも、余裕をもった打合せスケジュールは欠かせません。

 

なので、住宅会社と契約を交わす前に標準的な打合せのスケジュールを聞いておき、

もし、少しでも「大変そうだな・・」と感じるなら、標準よりも余裕をもったスケジュールを組んでもらいましょう。

 

他にも、「学校や幼稚園の新学期に間に合わせたい」や「新居で年を越したい」などの理由がある場合は、希望する引渡し日から「建物の工事」や「打合せ」などに必要な期間を逆算しなければならないので、

事前に、希望する引渡し日を担当者に申し出て、無理の無いスケジュールを組んでもらうことが大切になります。

 

もし、引渡し日までの日程に無理がある場合は、

建物の工事着工に必要なことを先に決めて、着工の後でも支障のない部分の打合せを後回しにすることで、打合せのスケジュールに余裕を持たせることも出来るので、

早目に、住宅会社の担当者に相談しておきましょう。

 

最後に、

住宅会社の都合で焦って打合せを進めてしまうと、様々な選択肢を見逃してしまうことになるので、後で後悔してしまうことが多い様に感じます。

もしかしたら、これが最初で最後の家づくりかもしれません。

 

住み始めてから後悔することが無い様に、余裕をもった家づくりを心がけて下さい。

そうすれば、きっと楽しい家づくりをすることが出来ますよ。

 

今回の問題解決と総まとめ
■ 注文住宅の打合せ期間は住宅会社によってまちまち
■ 住宅会社での打合せでは、建築確認申請に関わる事から決めることが多い
■ 引越しの予定が決まっている場合は、工事中の打合せを取り入れると良い
■ 家づくりを楽しむためには、余裕のある打合せスケジュールが大切
----- Sponsor Link -----
----- Sponsor Link -----

この記事が気に入ったらフォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterで

おすすめ記事