こんな人におススメの記事です!
住宅の瑕疵担保責任保険の対象となる期間・範囲・金額を知らない方
注文住宅の保証のポイント・注意点を押さえておきたい方
新築10年以内の住宅にお住まいの方

 

こんにちは!建築士&FP技能士の清水裕一(しみゆう)です。

現在の新築住宅には、保証対象となる建物の欠陥を発見した際、定められた期間・金額内であれば、補償が受けられる住宅瑕疵担保責任保険が付与されています。

ですが、たった1日でも期限を過ぎてしまえば無効となり、補修費用を自腹で負担しなければなりません。

 

『やっとの思いで手に入れたマイホーム、末永く安心して暮らしたい!』

住宅購入の際は、誰もが望んでいたはずなのに・・

意外と見落しやすいのが、建物の保証期間や対象となる範囲・金額です。

 

万が一にも、「不具合に気付いていたのに、保証対象と知らず多額の支払いが発生」なんて避けたいですよね。

この記事では、住宅保証の一つである、瑕疵担保責任保険がどんなものか分かりやすく解説しています。

 

しみゆう

この機会に、マイホームの保証対象となる期間や範囲・金額を知っておきましょう。

 

万が一欠陥があっても、思わぬ出費を防げるかもしれませんよ!

住宅の瑕疵担保責任保険とは?

瑕疵保証責任保険(かしほしょうせきにんほけん)とは、例えば、住宅に瑕疵があった場合に住宅メーカーが負担する保証責任をカバーする保険である。

法的には、特定物売買における売主や、建造物を建てる請負人などには、瑕疵担保責任があるため、債務履行後に隠れた瑕疵が発見された場合には、瑕疵を直したり、損害を賠償する責任が発生する。これによって、売主や請負人に不測の損失が発生することが起こりうるので、その損失を填補できるようにあらかじめ加入しておく保険である。

バブル崩壊後、住宅の瑕疵の放置が社会問題となり、2000年4月に「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」が施行されました。

 

しかし、品確法により定められた瑕疵担保責任だけでは、住宅会社の倒産や経営難などの資力不足に十分対応できず。

その解決策として、住宅会社の資力確保を目的とした「保険加入」もしくは「供託」を義務付ける、「特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律(住宅瑕疵担保履行法)」が2009年10月に施行されました。

 

そのため、定められた期間や範囲・金額は限られますが、現在の新築住宅にはもれなく保証が付与されています。
※多くは住宅瑕疵担保責任保険(瑕疵保証責任保険)による保証

保険加入の場合、補修を行った住宅会社に保険金が支払われますが、「会社が倒産している場合」や「補修が行えない場合」は購入者が保険金を請求することが出来る仕組みです。
※直接請求と言います

 

しみゆう

一見すると販売者を守る保険のように思えますが、実際に損害を補填してもらえるのは購入者です。

 

必ず、保険契約締結証明書(保険証券)の受け取りを確認し、保管しておきましょう。

瑕疵とは

目的物に本来あるべき性能や機能・品質・状態が備わっておらず完全性が欠けていること。

供託とは

債務の弁済を目的として金銭などを国家機関に預けること
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住宅瑕疵担保責任保険の保証期間と対象範囲・賠償金額

住宅瑕疵担保責任保険の保証期間と対象範囲・賠償金額に注意

住宅瑕疵担保責任保険で必ず押さえておきたいのは、保証期間と対象範囲・賠償金額です。

万が一マイホームに欠陥があったとしても、これらを知っていれば、対象の瑕疵を放ったらかしにする事はないでしょう。

一つ一つ解説するので、概要を掴んでおきましょう。

住宅瑕疵担保責任保険の保証期間

新築住宅の保証期間は、建物の引き渡しを受けた日から10年間です。
※保険起算日は建物の完成日ではありません

ただし、建物完成後1年を超えた建売住宅等を購入した場合は、当てはまらないのでご注意ください。

 

しみゆう

近年は、新築後20年まで保証期間を延長することが可能になりました。

 

ただし、10年を超える住宅瑕疵責任保険は任意となるため、マイホームを建ててくれた住宅会社の同意が必要です。

 

住宅瑕疵担保責任保険の対象範囲

住宅の瑕疵担保責任保険の対象となる範囲は下記の2つです。

〇木造(在来軸組工法)の戸建住宅の場合

  • 構造体力上主要な部分・・小屋裏・屋根板・斜材・壁・横架材(梁)・柱・床板・土台・基礎
    ※地盤は対象外
  • 雨水の侵入を防止する部分・・屋根・開口部・外壁

 

    建築の専門用語ばかりで、チョット分かりにくいですね(汗

    細かく解説すると長くなるので、

    住宅瑕疵担保責任の対象範囲を図解で詳しく解説している、一般社団法人 住宅瑕疵担保責任保険協会のサイトを参考にどうぞ。

    マイホームをお考えのみなさま
    「住宅瑕疵担保履行法」をご存じですか?

    「住宅瑕疵担保履行法」???
    なんだかとっても難しそうな法律用語に聞こえますね。
    でもこの法律はマイホームをお考えのみなさまにとってもやさしい法律なのです。

    住宅瑕疵担保責任保険の保証範囲を簡単図解

     

    しみゆう

    残念ながら、上記以外の瑕疵は保険対象外です。

     

    ですが、民法等による保証の任意規定もあるので、住宅会社の保証内容を確認してみましょう。

     

    住宅瑕疵担保責任保険の賠償金額

    保険による賠償金額は、一律2,000万円(オプション申し込みにより5,000万円まで増額可能)が保証の上限となっています。
    ※住宅会社が倒産している場合は、免責(10万円の費用負担)あり

    保証対象となる賠償金額には、瑕疵の補修に要する費用だけでなく、調査費用や仮住まい費用・移転費用も含まれます。

     

    しみゆう

    賠償金額の上限は、建物の総建築費ではありません。

     

    賠償金額が十分でないと感じるなら、あらかじめ住宅会社に申し出ておきましょう。

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    保証期間内のチェックで住宅瑕疵担保責任保険を有効活用!

    住宅瑕疵担保責任保険の保証期間内チェックが重要

    これまでの住宅瑕疵担保責任保険の保障内容から、お気付きになった事はありませんか?

     

    そうです!

    万が一、マイホームに瑕疵があっても、建物引渡後10年以内に発見しなければ、修費用が自腹負担になってしまうんです。

     

    10年以内にであれば、保険もしくは、供託による救済を受けられます。

    問題は、「どうやって隠れた瑕疵を見つけるか」です。

    自分で調べる

    隠れた瑕疵を見落とす危険はありますが、

    最も手っ取り早く、お金がかからないのは、自分で調べる方法です。

     

    一例を挙げると。

    構造体力上主要な部分に対しては、「ビー玉を転がせば床の傾き」「糸に重りを付けて垂らせば壁の傾き」をチェックでき。

    雨水の侵入を防止する部分なら、「壁紙が変色していないか」「水染みがないか」を確認すれば、おおよそですが調べられます。

     

    しみゆう

    ただし、上記は簡易的な方法のため、必ず瑕疵を発見できるとは限りません。

     

    不安な場合は、プロへの依頼を検討しましょう。

     

    住宅会社に点検を依頼

    マイホームを建ててくれた住宅会社なら、建物の構造や仕様を把握しているため、瑕疵を見落とす危険性が低下します。

     

    有料か無料かは、住宅会社によって異なるため注意が必要です。

    必ず、瑕疵担保責任保険の保証期限までに点検を依頼しましょう。

     

    しみゆう

    自社の施工不備や欠陥は認めたくないものです。

     

    どのように点検しているか、確認しておくと安心ですよ。

     

    ホームインスペクターに検査を依頼

    費用は必要ですが、最も安心できるのは利害関係のない第三者(ホームインスペクター)による検査です。

    近年は、住宅検査だけを取り扱う専門家も増えており、依頼先探しが容易になりました。

     

    ※費用は30坪(100平方メートル)の二階建て住宅で、相場は5~6万円(高度な検査は10万円程度)、検査時間は約2~3時間が目安。

     

    しみゆう

    ホームインスペクターは第三者の立場なので、建物の不具合を「隠したり」「大げさ」に報告する心配はないでしょう。

     

    ただし、検査後に補修見積もりや業者の紹介を勧められた場合は、別業者との相見積りをおススメします。

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    とくに注文住宅は瑕疵担保責任保険の保証期間・対象範囲賠償金額に注意!ーまとめ

    住宅瑕疵担保責任保険はマイホームを守ってくれる

    日本では、大きな被害に発展しかねない事象に対して、最低限の保険加入が義務付けられています。

    代表的な保険としては、身体にまつわる健康保険、自動車・バイクにまつわる自賠責保険があり。

    購入に高額な出費をともなう住宅も例外ではありません。

     

    ですが、住宅瑕疵担保責任保険は保証対象期間が建物引き渡しから10年間なので注意してください。

    将来のリスク軽減のためにも、保険期限が切れるまでに建物点検をすれば安心です。

    あと、保険の対象範囲や賠償金額にも注意しておきましょう。

     

    表面化した瑕疵なら、10年以内に見つけることは難しくありません。

    ですが、「床下」や「壁中」に隠れた瑕疵については、素人判断せず、住宅のプロに依頼すると安心です。

     

    しみゆう

    未だに、「我社の建物には10年間の保証が付いています!」とセールスしている住宅営業マンがいるようです。

     

    しかし、特別ではなく法律で義務付けられた瑕疵担保責任なので、鵜呑みにしないでくださいね。

     

    今回の問題解決と総まとめ
    住宅瑕疵担保責任保険の保証期間は、建物引渡後10年間
    住宅瑕疵担保責任保険の対象範囲は、雨水の侵入を防止する部分と構造体力上主要な部分
    住宅瑕疵担保責任保険の賠償金額は、2,000万(オプションで増額可)
    保険の保証期間が切れる前に住宅検査をしておこう

    しみゆう

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    営利企業である、不動産会社や住宅会社の最優先事項は自社利益の確保。

     

    残念ながら、「施主の希望を叶える」ことではありません・・

     

    そのため、注文住宅では「予算オーバー」がつきもの。

     
     
     

    待っているのは、グレードダウンや要望の取り止めによる「建築費用の削減」

     

    もしくは、「予算の追加」です。

     
     
     

    ですが、これが普通の家づくり・・

     

    残念ながら、「不動産会社や住宅会社にとって都合の良い家づくり」をしている限り、避けられない現実なんです。

     
     
     

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