触れなくても点灯!beSwitchと人感センサーの特徴の違いは?
こんな人におススメの記事です!
■ 最新の住宅用照明スイッチ(ビースイッチ)について知りたい人
■ 「人感センサー」と「ビースイッチ」の特徴の違いを知りたい人
■ 家づくりで失敗や後悔をしたくない人

こんばんは!建築士のしみゆうです。

建築業界でも新技術の導入により、様々な機能を付加した建築資材が開発されています。

その中の一つに、スイッチに触れなくても照明が点灯する「人感センサー」があるのですが、

最近は、新築住宅の「玄関」や「トイレ」などに導入されていることも珍しくなくなりました。

 

しかし、それだけに留まらず、電子応用機器の設計開発を行っているHOYENから、今までにない住宅用照明スイッチである、beSwitch(ビースイッチ)が2017/4/1に発売されたんです。

今回は、ビースイッチと「人感センサーとの特徴の違い」や「メリット」「デメリット」についてご紹介します。

※beSwitch(ビースイッチ)の営業ではありません(;^ω^)

beSwitch(ビースイッチ)の特徴

触れずにスイッチをオン/オフできるbeSwitch(ビースイッチ)の特徴とは
引用:http://hoyen.co.jp/beswitch

このbeSwitch(ビースイッチ)の最大の特徴は、何と言っても、手を触れずに室内照明などのスイッチのオン/オフが可能なことです。

これによって、今までにないメリットが得られるのですが、デメリットがないわけでもありません。

例を挙げながら、ビースイッチの「メリット」と「デメリット」をご紹介します。

メリット

◇スイッチに手を触れる必要がないので衛生的

ビースイッチは手などをかざすこと(4㎝以内)で照明などのオン/オフが可能なので、手が汚れていても「スイッチ」や「壁」を汚す心配がなく、衛生的にも安心

◇力が弱くてもスイッチのオン/オフが可能

スイッチに触れる必要がないので、「高齢者」や「身体の不自由な方」でも簡単にオン/オフが可能

◇壁内に埋め込めば、スイッチが目に触れない

住宅の室内壁で一般的に用いられている「PB(石膏ボード)」や「木材」などを間に挟んでもスイッチのオン/オフが可能なので、

ビースイッチを壁内に埋め込めば照明スイッチの見えない壁が実現できるため、デザイン性を重視した空間を表現することができる

◇化粧プレートに様々な素材(絶縁体)が選べる

「PB」や「木材」以外にも、「紙」や「石」「漆喰」などの絶縁体であれば、どんな素材でも化粧パネルに選ぶことができる

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デメリット

◆既存の住宅照明用スイッチと交換するには、電気工事が必要

「住宅照明スイッチの交換なら簡単!」と思われるかもしれませんが、厳密に言うと、「照明スイッチ」や「コンセント」の交換には「電気工事士」の資格が必要ですし、万が一火災などが起こった際、火災保険が適用されなくなってしまいます。

なにより、ビースイッチには一般的な「照明スイッチ」に必要のない、「電源」を要するので、簡単に交換することができません。

◆一般的な住宅照明用スイッチに比べ高額

一般的な「照明スイッチ」は500~1,000円程度で購入できますが、「ビースイッチ」は12,000円とかなり高額な導入コストが必要です。
※ちなみに、照明スイッチ形式の人感センサーは6,000円前後で購入可能

◆壁内に埋め込んでしまうと、知らない人には見つけられない

ビースイッチを壁内に埋め込めばデザイン性を重視した空間がつくれるのですが、

スイッチを完全に隠すこともできるので、スイッチの位置を知らない人(来客者)は、戸惑ってしまうかもしれません。

「ビースイッチ」と「人感センサー」の違いとはーまとめ

ビースイッチと人感センサーの特徴の違いとは

では、最後に「人感センサー」と「ビースイッチ」の特徴の違いについて解説したいと思います。

◇人感センサーのメリットーまとめ

  • 特別な行動を起こさなくても、間近を横切るだけでスイッチのオンが行える
  • スイッチが入った後、一定時間でスイッチがオフになる
    ※時間設定機能が付加された機種もある
  • 人感センサー機能を利用しないことも可能
  • 周囲が暗くなった場合だけ、人感センサー機能をオンにできる機種もある
  • 事前に設定した時間にオン/オフができる機種もある

※人感センサーの中には、一般の照明などに後付けで人感センサーの機能を付加することができる商品も販売されています。

 

◆ビースイッチのメリットーまとめ

  • スイッチに触れなくても、手をかざすだけでスイッチのオン/オフが可能
  • 「化粧パネル」や「壁に埋め込む」ことにより、デザイン性を重視した空間を演出できる
  • 自分の意思で、スイッチのオン/オフを切り替えることができる

 

以上のことを踏まえると、

人感センサーは、「特別な行動を取ることなくスイッチを入れたい」や「一定時間後に自動でスイッチを切りたい」「決まった時間にスイッチのオン/オフを行いたい」といった際に都合がよいと言えますし、

ビースイッチは、「デザインを重視した空間をつくりたい」や「自分の意志でスイッチのオン/オフを切り替えたい」「自動でスイッチを切りたくない」といった際に都合がよいと言えます。

「人感センサー」と「ビースイッチ」の利点を比較して導入することで、今までの不満を解消したり、今までにない価値を付加することができるので、参考にしてみて下さいね。

今回の問題解決と総まとめ
■ 人感センサーは、特別な行動を起こさなくてもスイッチをオンにすることができる
■ ビースイッチは、自分の都合でスイッチのオン/オフが切り替えられる
■ ビースイッチは、今までにないデザイン性を重視した空間を実現することが可能
■ 用途に合わせて「人感センサー」と「ビースイッチ」を使い分けると、今までにない価値を得られる
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コメント一覧
  1. 成るほどね~近頃職場等では、人感スイッチが主力(トイレ)に成ってますね(⌒‐⌒)
    わが家にも(実家)に取り付けたいです。
    高齢者の父が一人なので、何かと目が届かないのが心配で(((^_^;)

    • メッセージありがとうございますm(__)m

      照明の形態にもよるのですが、
      「人感センサー機能」を付加する機器が、家電量販店などでも販売されているので、
      「人感センサー」機能を付加したい照明の「種類」や「写真」を持参して、相談してみてはいかがですか。

      ただ、多機能な人感センサーは電気工事が必要なこともあるので、
      「求めている要望に対応できるか」を確認するのを忘れないで下さいね(*^-^*)

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