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■ マイホームの「照明スイッチ」や「コンセント」で失敗したくない人
■ 家づくりで失敗や後悔したくない人

こんにちは!建築士のしみゆうです。

家づくりでよくある失敗に、「照明スイッチの位置が使いづらい」や「使いたい場所にコンセントがない」といった電気設備に関わるものがあります。

【注文住宅での失敗例】配線計画で失敗!あぁコンセントがない・・
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こうなってしまう原因の一つとして考えられるのは、

注文住宅では「照明スイッチ」や「コンセント」などの「種類」や「位置」「数量」の打ち合せを机上の電気図の上だけですることが多いので、

慣れていないと実際の「使い勝手」や「距離感」が掴みづらい、というものです。

 

それに、電気図では見慣れない記号を目にすることが多い、というのもマイホームでの新しい生活を想像しづらい原因の一つでしょう。

今回は、電気図を理解するために必要となる、図面記号についてまとめてみました。

注文住宅でよく使われる電気図の記号と意味

注文住宅での電気打合せでは実際の使い勝手を想像できるかが大切

先程も申し上げたように、注文住宅における電気配線の打合せで最も大切なのは、「新居でのスイッチやコンセントの使い勝手が想像できるかどうか」なんです。

コレができないと、「コンセントがない・・」や「照明を消すのが面倒・・」なんてことになってしまいます。

 

そんな失敗を防ぐために、住宅の電気図で使われている主な記号をピックアップしてみたので、「機能」や「使い勝手」を想像しながら、電気配線の「記号」と「意味」を結び付けておきましょう。

そうすれば、実際の「使い勝手」や「距離感」だけでなく、「生活動線」や「利便性」も盛り込みながら打ち合せが進められるので、より確実に快適な暮らしを実現することができますよ。

スイッチ類

・スイッチ(単極スイッチ)

スイッチ(単極スイッチ)
住宅では主に照明のON・OFFに使われることが多い、基本形のスイッチの記号です
この記号に様々な添え字が付くことによって、多種多様の機能を持つスイッチを示します

・位置表示灯内蔵スイッチ(ホタルスイッチ)

位置表示灯内蔵スイッチ(ホタルスイッチ)
一般的な単極スイッチの記号に「H」の添え字が付いているのがホタルスイッチとも呼ばれる位置表示灯内蔵スイッチです
特徴としては、スイッチにランプが付いており、照明などの電源がOFFの際はランプが点灯し、電源をONにするとランプが消灯します
部屋が暗い状態でもスイッチの場所が一目で分かるので、「スイッチの場所に慣れるまで」や「見つけにくい広い部屋や廊下の照明スイッチ」などで非常に重宝します

・確認表示灯内蔵スイッチ(パイロットスイッチ)

確認表示灯内蔵スイッチ(パイロットスイッチ)
このスイッチにもランプが付いているのですが、ホタルスイッチとは逆で、電源がONの状態でランプが点灯し、電源がOFFになるとランプが消灯します
中には、電源がONの状態ではランプが赤く点灯し、電源がOFFになるとランプが青く点灯するタイプのパイロットスイッチもあります
用途としては、「玄関ポーチ」や「門灯」などの外部照明のスイッチとして採用されることが多く、実際に照明の点灯状況を確認しなくてもスイッチのランプを見るだけで照明が点灯しているか、消灯しているかを見分けることができるので、便利です

・3路スイッチ

3路スイッチ
1つの器具に対して2つのスイッチを設け、それぞれのスイッチで電源のON・OFFを可能とするのが3路スイッチです
1階で点灯させた照明を2階で消灯させることができるので、階段の照明に利用されることが多いスイッチなのですが、
LDKなどの広い部屋に採用すれば、照明を消灯させるための移動距離を縮められるので、生活動線の改善にも一役買ってくれます

・4路スイッチ

4路スイッチ
1つの器具に対して3つのスイッチを設け、3箇所のスイッチで電源のON・OFFが可能とするのが4路スイッチです
3路スイッチのON・OFFできるスイッチを1箇所増やしたスイッチなので、単極スイッチの添え字が「3」から「4」になっています
技術的には「5路スイッチ」や「6路スイッチ」も可能ですが、一般的な住宅の広さではスイッチ間の距離が短くなるので、あまり意味がありませんし、スイッチの数が増え過ぎるため、かえって使い勝手が悪くなってしまいます

・リモコンスイッチ

リモコンスイッチ
リモコンでON・OFFできない照明などに、リモコン機能が付加できるスイッチです
あまり知られていませんが、壁に取り付けられたスイッチを脱着することで、リモコンとして使用できるタイプもあります
他のスイッチに比べて導入コストが高額になりますし、購入時からリモコンの付いている照明器具が増えたため、最近は採用の機会が減ったように感じます

コンセント類

・壁付けコンセント

壁付けコンセント
一般的なコンセントで用いられる基本形の記号です
この記号に様々な添え字が付くことによって、多種多様の機能を持つコンセントを示します

・2口コンセント

2口コンセント
コンセントプラグの差込口が2つあるコンセントです
最も一般的なコンセントとして、主に室内で採用されています

・3口コンセント

3口コンセント
コンセントプラグの差込口が3つあるコンセントです
差込口が3つでも特別大きいわけではないので、アダプター付きの大きなコンセントプラグにはあまり向いていません

・接地極付コンセント(アース付きコンセント)

接地極付コンセント(アース付きコンセント)
接地極(アース)は、「絶縁不良」や「漏電」による人への感電の度合いを抑える効果があります
万が一に備えて、「キッチン」や「洗面室」「トイレ」などの水を使用する機器の周辺のコンセントにはアース付きコンセントの採用をおススメします

・防雨型コンセント(防水コンセント)

防雨型コンセント(防水コンセント)
防水措置を施したコンセントを防水コンセントと呼んでいます
外壁に設置することが多く、「バルコニー」などの外部電源としても採用されています

・エアコンコンセント

エアコンコンセント
エアーコンディショナー(エアコン)用に設置されるコンセントです
エアコンは消費電力が大きく、他の電気機器との併用が難しいので、専用回路として計画されます

・専用コンセント

専用コンセント
子ブレーカー1つに対して複数のコンセントを設けず、1つだけのコンセントで運用する仕組みを専用コンセントと呼びます
一般的なコンセントの容量は1500Wなので、「電子レンジ」や「電気ヒーター」「ドライヤー」などの消費電力の大きい機器を同時に使用した際、ブレーカーが落ちてしまった経験があると思いますが、
そのような不具合を回避できるので、消費電力の大きい機器を使うコンセントには、事前に専用コンセントの採用を検討しておきましょう

・床付けコンセント

床付けコンセント

壁ではなく、床にコンセントを設置する場合に用いる記号です
「蓋を開けて使用するタイプ」や「押すとコンセントが現れるタイプ」など、様々な形状があるので、見た目の好みを踏まえて製品を選ぶこともできます

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照明類

・シーリングライト

シーリングライト
天井直付けのシーリングライトの設置を示す記号です

・ダウンライト

ダウンライト
埋め込み式のダウンライトの設置を示す記号です

・ペンダントライト

ペンダントライト
「チェーン」や「コード」などを利用して吊り下げるペンダントライトの設置を示す記号です

・シャンデリア

シャンデリア
装飾を施した豪華な集合灯であるシャンデリアの設置を示す記号です

・蛍光灯

蛍光灯
蛍光灯の設置を示す記号です

・壁付蛍光灯

壁付蛍光灯

蛍光灯を壁に設置することを示す記号です

・床付蛍光灯

床付蛍光灯
蛍光灯を床に設置することを示す記号です

・引っかけシーリング

引っかけシーリング
照明器具への「電力の供給」と「自重の支持」の役割を兼ねた、引っかけシーリングの設置を示す記号です

その他

・分電盤

分電盤
複数の「配線用遮断器(安全ブレーカー)」や「漏電遮断器(漏電ブレーカー)」を取りまとめた分電盤の設置を示す記号です

・壁付け換気扇

壁付け換気扇
排気用の換気扇を壁に設置することを示す記号です

・天井付け換気扇

天井付け換気扇
排気用の換気扇を天井に設置することを示す記号です

・電力計(電気メーター)

電力計(電気メーター)
電力の使用量を測る電力計(電気メーター)の設置を示す記号です
建物外部に設置されます

・チャイム(インターホン)

チャイム(インターホン)
「室内に取り付けるインターホン本体(親機)」や「宅外に取り付ける玄関子機」の設置を示す記号です

・アウトレットボックス

アウトレットボックス
「電線」や「ケーブル」の「分岐」や「接続」などに利用されるアウトレットボックスの設置を示す記号です
戸建住宅では建物内部から建物外部への「電源供給」や「外部配線」の中継地点として利用されることが多く、外壁などに取り付けられます

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建築図面を毛嫌いせずに見てみよう!ーまとめ

建築図面を理解するコツは凡例にあり!

一般的に住宅業界で使われている電気図の記号を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

実は、建築図面の中にこそ、その図面を理解するためのヒントがたくさん隠れているんです。

その代表例に、上の写真のような凡例と呼ばれる記号表があります。

 

中には、住宅会社によって記号が違うこともありますが、建築図面はその図面に表記されている凡例に則って記載されることが定められているので、

図面記号の意味さえ分かっていれば、図面を理解することはそれほど難しくないんです。

 

たしかに初めての家づくりでは図面に慣れていないので、「なんだか難しそう・・」と感じるかもしれませんが、イメージで毛嫌いせずに、ぼんやりと図面を眺めてみてください。

苦手意識で遠ざけるのではなく、図面を見る機会を増やすことが図面を理解する近道なんです。

それに、意外かもしれませんが、見慣れないと何だか難しそうに感じる図面も、「見ているうちに何となく理解できるようになった!」とおっしゃる方が非常に多いんです。

 

近年では、様々な機能を持った電気設備が開発されていますし、まだ知らない機能を持った電気設備が開発されているかもしれません。

「こんなことができたら便利かも・・」と思うことがあれば、「住宅会社の担当者」や「電気メーカー」などに問い合わせてみましょう。

もしかしたら、思わぬ要望が叶うかもしれませんよ。

今回の問題解決と総まとめ
■ 電気に関する打ち合せで失敗しないためには、実際の「使い勝手」や「距離感」を想像することが大切
■ 図面記号の意味が分かれば、図面を身近に感じられる
■ 図面を見る機会を増やすことが図面を理解する近道
■ 様々な機能を持つ電気設備の採用も可能なので、調べてみよう

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