【住宅ローンの基礎知識】金融機関の審査基準と事前にしておきたい準備
こんな人におススメの記事です!
■ 金融機関が住宅ローンの審査対象にする項目が気になる人
■ 住宅ローンの事前審査を受ける前にしておきたい準備を知りたい人
■ 将来的にマイホームの購入を考えている人
■ 家づくりで失敗や後悔したくない人

こんにちは!建築士のしみゆうです。

マイホーム購入を意識し始めると気になるのが、「審査に無事通過して住宅ローンが借りられるかどうか」ではないでしょうか?

 

中には、「我が家は借金もないし、収入も充分あるから大丈夫!」と安心されている方もいらっしゃるかもしれませんが、こればっかりはフタを開けてみないと分かりません。

と言うのも、私の経験上、「この内容で住宅ローンの審査は厳しいんじゃ・・」と心配になってしまうような条件の方が問題なく審査をパスしているのに、「審査基準に余裕を持って達しているから大丈夫!」と安心できる条件の方が借り入れを断わられた、というケースも珍しくないんです。

 

しかも、金融機関は住宅ローンの「審査をパスした理由」はもちろん、「審査がダメだった理由」も教えてくれないので、事前に対策を講じる術を知らなかったがために、「家づくりの計画変更を余儀なくされた方」をたくさん見てきました。

今回は、一般的な金融機関が住宅ローン審査の参考にする、「審査対象」や「審査の最低基準」「事前審査の前にしておきたい準備」についてまとめてみました。

金融機関は借主の何を審査の対象にしているの?

金融機関は住宅ローン借主の何を審査基準にしているの?

初家さん

私、「いくら借りられるかなぁ~」ぐらいにしか考えていませんでした・・何の根拠もないのに!

 

我が家は住宅ローンが借りられないと、マイホームを諦めないといけないんです。

 

そんなことになると思うと・・最悪だ~!

しみゆう

まあまあ、まだ住宅ローンの審査がダメだったわけじゃないんだから、そんなに慌てないで。

 

これからの準備次第で、きっと最悪の事態は防ぐことができますよ。

初家さん

事前の準備さえしておけば、必ず審査に通るんですか!?

 

なら早くその方法を教えてください!

しみゆう

100%通過する保証はできませんが・・可能性はUPするハズですよ。

 

(もう、初家さんはせっかちなんだから・・)

 

とりあえず焦らないで、まずは一般的な金融機関が住宅ローンの審査対象にしている項目について見てみましょう。

住宅ローンの審査対象となる項目

  • 年収(世帯年収)
  • 年齢
  • 資産(預貯金含む)
  • 勤続年数
  • 勤務先
  • 現在の負債(借入状況)
  • 過去の返済履歴
  • 金融機関との取引状況
  • 健康状態
  • 家族構成
  • 現在の住まい
  • 居住年数

初家さん

あらぁ~、住宅ローンの審査項目ってたくさんあるんですね。

しみゆう

もちろん、金融機関によって「重要視する項目」は異なりますし、上記以外の内容を審査対象にしていることもあるのですが、

 

少なくとも、この中の項目については悪い印象を与えないようにしておくことが事前審査をパスするコツと言えますね。

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住宅ローン審査を受けるために必要な最低基準とは?

住宅ローンの事前審査を受けるために必要な最低基準

初家さん

そう言われても、具体的な基準がなければ準備できませんよ・・

 

「このくらいなら大丈夫!」っていう目安みたいなものってないんですか?

しみゆう

住宅ローンの審査基準を具体的に発表している金融機関は少ないんですけど、

 

一般的に最低基準と言われている目安はあるので、参考にしてみてください。

住宅ローン審査の最低基準の目安

  • 年収200~400万円以上
  • 勤続年数1~3年以上
  • 団体信用生命保険に加入可能な健康状態
  • 日本国籍
  • ローン完済までに80歳を超えないこと

初家さん

これなら全てクリアできそうです!

 

だとすると・・「住宅ローンを組めるか組めないか」の心配じゃなくて、「いくら借りられるか」が我が家の問題ですね。

しみゆう

だから・・いつも初家さんは早合点しすぎですよ。

 

上記の目安は、あくまでも最低基準なので、「金融機関の審査が受けられる」というスタートラインでしかありません。

 

それに、「審査基準に余裕を持って達している人」が住宅ローンを組めない理由には、これら以外の要因が考えられるんです。

初家さん

じゃあ本当に大切な準備って別の部分なんですか!?

 

それを早く言ってくださいよ・・

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住宅ローン事前審査の前にしておきたい準備ーまとめ

住宅ローンの事前審査を受ける前にしておきたい準備とは?

しみゆう

だから、そんなに慌てないでって・・

 

それに、住宅ローンの事前審査を受ける前に「効果の高い準備」を行うためには、「これまで審査で断わられた人達の理由」を知ることが近道なんです。

 

マイホームの購入を検討されている方のために、金融機関の担当者から、主な「住宅ローンを断わられた理由」をこっそり教えてもらったので、その理由を見てみましょう。

住宅ローンを断わられる理由

  • クレジットカードなどの返済遅延回数が多い
  • 住宅ローン借入総額が返済負担率を超えている
  • 消費者金融(ノンバンク)からの借り入れがある
  • 月々の収入が不安定
  • 過去(1~3年前)の年収が低い
  • 審査対象外の雇用形態
  • 勤務先の経営不振
  • 税金(市民税・所得税等)の滞納
  • 物件の担保価値不足
  • 物件が融資条件を満たしていない
  • 契約者が奥さんだけ
  • 離婚して間もない

初家さん

「離婚して間もない」って、こんな理由まであるんですか!

 

でも、これらの項目に注意しておけば、住宅ローンの審査が通る可能性がUPするんですよね?

しみゆう

もちろん金融機関によっても異なりますが、上記のことは最低限の項目として気を付けておいてくださいね。

 

それと、中には短期間で解決できない項目もあるので、マイホーム購入を意識し始めたら、できるだけ早く準備に取り掛かることをおススメします。

初家さん

我が家は大丈夫かなぁ~

 

主人に借金はないハズだけど・・

しみゆう

たしかに・・「マイホーム購入時にご主人の借金がバレて大変なことになった」って話もありましたよ・・

 

結局、そのご家族はマイホームの購入を断念されました。

初家さん

やっぱり、そんなこともあるんですね。

 

なんか心配になってきちゃった・・主人が帰ってきたら問いただしてみます!

しみゆう

ご主人だけが原因とは限りませんが、「CIC」や「JICC」といった指定信用情報機関を利用すれば、手軽にご自身の信用情報を調べることができますよ。

 

もし「心当たり」や「不安」などを感じるなら、金融機関で住宅ローンの事前審査を受ける前に確認しておきましょう。

今回の問題解決と総まとめ
■ 金融機関は様々な項目を審査対象にして住宅ローンの合否を決定する
■ 審査の最低基準をクリアして初めてスタートラインに立てる
■ 住宅ローンの審査基準に達していても思わぬ理由で審査に通らないこともある
■ マイホーム購入を意識し始めたらできるだけ早く住宅ローン対策の準備を始める
■ 指定信用情報機関を利用すれば家族の信用情報を調べることができる
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