■ 家づくりに初めて挑戦する人
■ 家づくりで失敗や後悔をしたくない人
希望の土地に住むために必要なこと
私は、スーパーや公園が近くて、車の少ない静かな所が良いな~
それと、主人は通勤に便利な駅の近くが良いって言ってます。
ちゃんとご夫婦で話しあっているんですね。
叶う叶わないは別にして、家族で意見を出しあうの非常には大切です。
後々、家族内トラブルになったら大変ですからね。
でも、予算にも限りがあるし。
そんな土地あるかしら?
確かに、全ての要望が叶う土地は見つからないかもしれませんね。
なので、「譲れない要望」や「出来れば叶えたい要望」という感じで優先順位をつけておきましょう。
そうすれば、候補の土地が出た時に自分達にピッタリかどうかを判断しやすくなりますよ。
「周辺の治安や環境」であったり「人や車の交通量」「通勤や買い物の利便性」など、住む土地に求める条件は人によって様々です。
土地探しを始めるにあたって、まずは「将来、あなた達家族がどんな土地に住みたいか」を箇条書きでまとめてみましょう。
家族で話し合う際のポイントとしては、「都心」「郊外」などの大きな範囲(地域)から「高級住宅地」「古い町並み」などの少し絞った範囲へ、そして「駅まで徒歩で行ける」「周辺の治安が良い」などの小さな範囲という風に徐々に範囲を狭くしていくとイメージしやすいでしょう。
そして、それぞれの条件に優先順位を付けましょう。
何故かというと、家族全員の要望が叶う土地はそう簡単には見つからないからです。
もし見つかったとしても、予算内に収まらないかもしれませんし、見つけるまでに途方もない時間がかかってしまうかもしれません。
それに、ある程度要望通りの土地が見つかってもその時に決断出来なければ、他の人が先に購入を決めてしまうかもしれません。
土地探しには「決断」と「ある程度の妥協」が必要なので、その目安にするためにも優先順位を付けておきましょう。
損をしないための土地の基礎知識
次は何をすれば良いですか?
えっ!建物が建てられない事もあるんですか。
でも、トラブルが無いように専門の業者さんに頼むんですよね?
確かに、最初から「だましてやろう!」と考えている業者はほとんどいませんが、専門家と言ってもミスが無いわけではありません。
全てを業者任せにするのは危険ですし、自己防衛のためにも大切ですよ。
土地や建物には様々な法律による規制があります。
どんな人であっても法律を破ることが出来ませんし、「知らなかった」や「気付かなった」は通用しません。
確かに、土地の売買には専門家の重要事項説明が義務付けられていますが、必ずしも全てが正しいとは限りませんし、建物や土地に関するトラブルは少なくありません。
しかし、少し知識があれば回避できるトラブルもあるので、土地の基礎的な知識を知っておきましょう。
土地の売買契約時に宅地建物取引士が行うことを義務付けられた土地に関する説明のこと
売買される土地の「所在地や面積」「法的規制」「取引条件」などの法律で定められた重要事項を書面化し行われる
不動産会社or住宅会社どっちに頼む?
あと、土地探しのパートナーを選ばないといけませんね。
土地探しって、不動産屋さんに頼むんじゃないんですか?
もちろん、不動産会社に依頼することも出来ますが、住宅会社の中にも土地探しを手伝ってくれ会社はあります。
ただ、それぞれ得意・不得意があるので、あなたにあった土地探しのパートナーを選ぶことが家づくりを失敗しないコツと言えますね。
「土地探しは不動産会社に頼むもの」とお考えかもしれませんが、昨今ではハウスメーカーや工務店などの住宅会社も土地探しのお手伝いをしてくれます。
それに、住宅会社は建物のことに詳しいので、あなたがマイホームの間取りや外観に凝りたいのであれば土地探しのパートナーには住宅会社を選んだ方が良いかもしれません。
何故かというと、建物の間取りや外観に凝るには、建築基準法などの建物に関わる規制をクリアしないといけません。
ですが、不動産会社には建物の規制に詳しい建築士がいないことが多いので、あなたの要望が叶えられる土地かどうかの判断が出来ないことがあるんです。
もし、あなたのお眼鏡にかなう土地が見つかっても、要望にそう建物が建てられない土地では意味がありませんよね。
逆に、住宅会社は土地の物件情報が少なかったり、近隣情報にうとい傾向があります。
なので、あなたが「豊富な物件情報」や「土地の周辺環境」を重視するなら、土地探しのパートナーに不動産会社を選んだ方が良いでしょう。
土地探しは「不動産会社と住宅会社のどちらが良いか?」という問題では無く、あなたがマイホームの「土地」と「建物」のどちらを重視するかによってパートナーを選ぶべきなのです。
建築物の敷地や構造・用途などの最低基準を定めた法律のこと
建物の大きさや高さなどについての定めもあり、法律の基準内でしか建物の計画を行うことが出来ない
土地の売買契約の注意点
他にも、何か注意しないといけないことはありますか?
あと、土地の売買契約にも注意が必要ですね。
家づくりでは様々な契約を結ぶことになりますが、ここで失敗すると甚大な被害を受けてしまうので慎重に行動して下さいね。
本来、土地や建物の契約は消費者を守るために義務付けられているのですが、それを逆手にとる業者がいないわけではありません。
どういうことかと言うと、悪意がある業者は自分の都合の良いように契約書を作成し契約を迫るのです。
もし、そのことに気付かずに契約してしまうと、家づくりに失敗してしまうかもしれません。
業者の説明を鵜呑みにせず、しっかり契約書の内容を確認し、問題点があれば修正・削除・追加の交渉を行いましょう。
土地探しの秘訣と注意点ーまとめ
いろいろ家族で話し合ったのですが、
私達は建物を重視したいので、住宅会社を土地探しのパートナーに選びたいと思います。
では、いよいよ住宅会社選びですね。
家づくりは、住宅会社の実力で成否が決まると言っても過言ではありません。
しっかり解説しますので、良い住宅会社を見つけましょうね。
はい、頑張りますのでよろしくお願いします。
土地探しは家づくりのファーストステップと言えるので、ここでつまづいては先が思いやられます。
しかし、理想の土地を見つけるのはそれほど簡単でもありませんので、信頼できるパートナーを見つけましょう。