■ 家づくりを始める準備について知りたい人
■ 家づくりで失敗や後悔したくない人
こんにちは!建築士のしみゆうです。
「自分好みのマイホームで暮らしたいけど、なんだか注文住宅は難しそうだし・・・」と、失敗するリスクを恐れ、踏ん切りがつかない方も多いのではないでしょうか。
確かに、「初めてのこと」や「知らないこと」に不安を感じるのは当たり前ですし、それが一生で一番高価な買い物と言われているマイホームとなれば尚更です。
ですが、孫氏の名言に「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」という言葉があるように、
「理想のマイホームを手に入れるために必要な準備が何か」さえ分かっていれば、失敗を防ぐこともそれほど難しいことではありません。
今回は、家づくりを始める前に準備しておきたい3つの心得について紹介します。
① 家族全員の要望をまとめておく
まず、最初に大切なのが、
家族全員で新しいマイホームに求める「希望」や「要望」を話し合っておくことです。
当たり前ですが、マイホームに何を求めるか事前に決めておかないと、そもそも家づくりは始まりません。
中には、「初めての家づくりなんだから知識がないのは当たり前だし、いろいろ見てから叶えたい要望を決めよう。」なんて考えている方もおられるのですが、
そんな考えのまま住宅展示場に足を運んでは、住宅会社の「思う壺」です。
住宅会社にとっては、家づくりの「知識」や「要望」のない人が一番いい(都合のいい)お客さん(カモ)なんです。
何故かと言うと、
百戦錬磨の住宅営業マンのテクニックをもってすれば、「住宅会社を選ぶ基準のない人」を自社の都合に合わせて誘導することは、それほど難しくありません。
実際、住宅営業マンの話を聞いているうちに「自分達の理想のマイホームはコレだ!」と思い込まされて、契約してしまう方が後を絶たないんです。
それに、どんなに腕の立つ設計者であっても、「理想のマイホーム像」や「叶えたい要望」が決まっていない方にアドバイスすることは難しく、どうすれば満足してもらえるか分からないので、そもそも提案のしようがありません。
最悪の場合、マイホームが完成してしまってから、
「自分達が欲しかったのは、こんな家じゃない。」なんて後悔してしまうかもしれません。
なので、必ず住宅会社に足を運ぶ前に、「どんな暮しを送りたいか」や「どんな家に住みたいか」を家族全員で話し合って、まとめておきましょう。
そのためには、戸建住宅に住んでいる人の話を参考にしたり、様々な住宅会社の資料を積極的に取り寄せて知識を深めておくことをおススメします。
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「失敗しない家づくりの要望や希望の伝え方」についての詳細へは、下記のリンクから移動できます。
② 自分達の要望を叶えられる住宅会社を見極める目を持つ
家族全員の新しいマイホームで叶えたい要望がまとまったら、
次にしておきたいことは、自分達の理想のマイホームを建てられる住宅会社を見極める目を持つことです。
何故かと言うと、注文住宅を扱っている住宅会社であっても、全ての要望を叶えてくれるような家を建てられるわけではありません。
たとえ年間着工棟数が1万棟を超えている大手の住宅会社であっても、自社の得意な「工法」や「仕様」以外の建物を手掛けることはほとんどありませんし、仮に建られたとしても、完成度の高さには疑問が残ります。
やはり、家づくりに失敗や後悔をしてしまった方々の多くは、住宅会社選びの時点で既に失敗しているように思います。
例えば、
- 建物の性能や仕様ではなく、値段だけを判断材料にしてしまった
- 住宅営業マンの対応だけで住宅会社を決めてしまった
- 自分達の理想のマイホームが建てられない住宅会社なのに契約してしまった
といった感じですね。
ですが、住宅会社の実力を見極める目を鍛えておけば、
- 値引きに釣られて住宅会社選びを焦ってしまう
- 住宅営業マンのセールストークを鵜呑みにしてしまう
- 自分達の理想のマイホームが建てられない住宅会社と契約してしまう
といった、家づくりでよくある失敗を防ぐことができます。
なので、自分達の理想のマイホームに必要な項目を理解した上で、じっくりと腰を据えて住宅会社の実力を見極めてから、契約するように心掛けて下さい。
そのためには、自分達の理想の家づくりがに必要な条件を調べたり、たくさんの住宅会社を比較して検討することをおススメします。
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③ 将来のことを考えて広い視野での家づくりを心掛ける
最後に忘れてはいけないポイントは、「現在」や「近い未来」だけでなく、「将来のライフスタイルを見据えた家づくり」を計画することです。
ほとんどの方は家づくりを始めると、近い未来の生活に気を取られてしまうので、ずっと先にある老後など、将来のライフスタイルまで気が回りません。
ですが、家を持つということは、その家でずっと暮らしていくかもしれないので、
「子ども達が巣立った後」や「自分達が歳を重ねてから」のライフスタイルを見据えておかないと、将来的に暮らしにくい家になってしまう可能性が高いんです。
それを防ぐためには、
- 住宅ローンの支払いによる家計破たんのリスク
- 将来的なリフォームの容易さ
- 使わなくなった部屋の新たな使い道
- ライフスタイルの変化による設備や動線などの使い勝手
- 築年数を重ねた後のメンテナンス費用
といったことも考えておきましょう。
そうしないと、ずっと先の将来で家づくりに失敗や後悔をしてしまうかもしれません。
なので、先のことばかりに気を取られる必要はありませんが、自分達家族のライフスタイルの変化にも気を配っておきましょう。
参考に「ご両親」や「年配の方」に話を聞いてみたり、住宅会社の扱う建物の「自由度」や「可変性(変えることができる度合い)」にも目を向けることをおススメします。
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理想のマイホームを手に入れるには?ーまとめ
もちろん、何も考えずに家づくりを始めても、マイホームは手に入ります。
それに、家づくりを計画している全ての人達が、抜かりなく準備しているわけではありませんし、
どちらかと言えば、「自分達の家づくりに本当に必要なものが何なのか」を、分かっていない方が大半のように感じます。
なので、家づくりに失敗してしまう人が後を絶たないかもしれませんね。
例を挙げると、中には何の準備もせずに、運良く理想のマイホームを手に入れてしまった方もいらっしゃいます。
ですが、あなた達家族に無条件な幸運が訪れるとは限りませんし、
準備が少なければ少ない程、家づくりで失敗してしまう可能性が高いのは、ご想像の通りです。
それに、家づくりは後で失敗に気付いても、その時には既に手遅れという場合も多く、理想を取り戻すことが困難です。
一生に一度の大イベントとも言える家づくりなので、後悔しないように準備をした上で取り組みましょう。
それに、意外かも知れませんが、必要なことを理解した上で、事前の準備さえ怠らなければ、それほど家づくりは難しいことではありません。
今後も皆様にとって有益な家づくりに関する情報を発信していきたいと思っておりますので、参考にして頂けると幸いです。
■ 理想のマイホームを手に入れるために、自分達の要望が叶えられる住宅会社を見極める目を養っておく
■ 将来的に暮らしにくい家になってしまわないように、ライフスタイルの変化を見据えた家づくりを心掛ける
■ 事前にしっかりと準備しておけば、家づくりはそれほど難しいものではない