■ 住宅会社の打合せで何に注意したらよいか分からない人
■ 自分達の要望が叶う住宅会社を見つけたい人
■ 家づくりで失敗や後悔したくない人
なんとか住宅会社を4社に絞ったので、実際に住宅会社を訪問しようと思うんですけど、
どんなことに注意すれば良いか分からないんです。
確かに、闇雲に住宅会社を訪問しても、相手のペースに巻き込まれて、とんでもない住宅会社と契約してしまうかもしれないので、
事前に、知りたい事をまとめておくのは大切ですね。
それに、予算に余裕があるなら良いんですけど、
いくら良い住宅会社でも、予算が足りないと選べないし・・
なら、住宅会社を比較するのに相見積りを利用してはいかがですか?
今回は、住宅会社を訪問した際の「注意点」と「相見積り」について解説しましょう。
予算内で最高の家づくりをするためには
家づくりを始めるにあたって、潤沢な予算がある方は少ないと思います。
ほとんどの方が、自分達の予算内で実現できる、最高のマイホームを手に入れたいのではないでしょうか。
そのためには、住宅会社の見積書を比較することが効果的なのですが、金額だけで判断しては最高のマイホームは手に入りません。
※複数の見積書を比較することを相見積りと呼びます。
だってそうですよね。
ただ安いだけのマイホームが欲しいのなら、建売住宅を探した方が「時間」も「手間」も省けるはずです。
なのに、わざわざ手間のかかる注文住宅を選んでいるのは、自分達家族の要望を出来るだけたくさん叶えたいからではありませんか。
だとしたら、「金額」と「要望」が両立してこそ、本当の満足が得られるはずです。
そのためには、見積書の素となる「基本プラン」の打合せの際に、その住宅会社で自分達の理想のマイホームが実現可能なのかを確認しなければなりません。
確かにそうですね。
つい予算のことばかり考えてたけど、住宅会社の実力を見抜くチャンスでもあるんですね。
その通り!住宅会社を比較する具体的な基準と選び方で、「住宅会社の実力を見抜く11の項目」についてふれましたが、
資料だけでは、分からなかった項目があったはずなので、その部分を重点的に質問すれば、今よりも住宅会社の実力が見抜けるはずです。
住宅会社の基本プランの打合せで注意すること
マイホームの概算見積りを出してもらうためには、建物の基本プランが必要です。
そのためには、基本プランの打合せの際に、担当者に自分達の要望を伝えることが大切となります。
しかし、打合せでの会話にこそ、住宅会社の実力を見抜くヒントがたくさん隠れているんです。
どういうことかと言うと、
多くの住宅会社では、基本プランの打合せは営業マンが担当者となります。
そして住宅業界では、ほとんどの営業マンが歩合給なので、何とか契約にこぎつける様に自社のセールスポイントを中心に説明しようとするんです。
例えば、建物のデザインに自信があれば、完成物件の写真をたくさん見せてくれるでしょうし、
建物の構造に自信があれば、パンフレットや構造の見本模型を使って説明しようとするでしょう。
逆を返すと、自社の苦手な分野を自分から説明する営業マンはいないんです。
なので、「住宅会社の実力を見抜く11の項目」の中で営業マンが触れなかったことを重点的に質問してみましょう。
そうすることで、効率よく住宅会社の実力を見抜くことが出来ます。
そのためには、事前に自分達の要望ををまとめておくことをおススメします。
- 画像を用意する
- 要望を具体的に伝える
- 現在の不満を伝える
- 今の生活を伝える
上記のことをまとめておけば、自分達の知りたい質問をする時間を確保できますし、営業マンの話に耳を傾ける余裕も生まれます。
それと、住宅会社の打合せで注意しないといけないのは、自分達の要望を伝えることに集中しすぎて、営業マンのペースに巻き込まれる事です。
営業マンは得意の営業トークを持っていますので、ペースに巻き込まれてしまうと、ついついその住宅会社の都合の良い部分だけしか聞けなくなってしまうんです。
そうならないためにも、事前に自分達の要望をまとめておきましょう。
なるほど。
打合せでは、自分達の要望を伝える事ばかりに集中しては、もったいないんですね。
もちろん、住宅会社の営業マンは敵ではありませんが、
契約をするまでは、一歩引いた状態で観察すると、営業マンの本音に気付きやすいので試して下さい。
基本プランを必ず確認!設計図面と仕様書のチェック方法
住宅会社での打合せが進んで行くと、建物の設計図面や仕様書を見る機会が増えて来ます。
しかし、日頃から見慣れていなければ「何が書いてあるか」や「何を見れば良いか」が分からいのではないでしょうか。
慣れればそれほど難しくないので、業者任せにせずに自分達で確認するようにしましょう。
たくさん設計図面や仕様書を見ることで、今まで気付かなかった要望や、知らなかった建物の「性能」や「設備」などを取り入れられるので、家づくりが一段とランクアップすることでしょう。
ホントですね。
結構、家づくりを勉強したつもりだったんですが、まだまだ知らない事ってたくさんあるんですね。
おかげで、マイホームの完成度が上がりそうです。
それは、なによりですね。
次は、見積りを依頼するタイミングと注意点について解説しますね。
住宅会社を比較するための見積書を依頼する秘訣と注意点
基本プランの打合せが進んだら、概算見積りを出してもらうのですが、
あまり早い段階では参考になりにくいので、「こんな家に住みたいな。」と思えるタイミングで概算見積りをお願いしましょう。
そして必ず、新しいマイホームに引越すまでに必要な全ての費用を含んだ見積書を作ってもらいましょう。
何故かというと、建物の建築費だけの見積りでは、予算内で納まるかを判断できませんし、住宅会社によって見積りの範囲が違うと比較が難しくなってしまうからです。
先程も申し上げましたが、相見積りをするのは、単に安い住宅会社を探している訳ではなく、あなた達家族の要望が実現できる住宅会社を見つけるためなのを忘れないで下さいね。
なるほど、建物だけの金額では無く、新しいマイホームに引越すまでにかかる全ての費用を含んだ見積書にしてもらうんですね。
確かに、そうしないと私達の予算内に納まっているかが分かりませんね。
候補にあげた住宅会社の見積書が集まったら、いよいよ、内容を比べてみましょう。
しかし、住宅会社によって見積書の書式や利益の乗せ方も違うので、仕様書や設計図面を確認しながら比較することが大切ですよ。
初めてでも簡単に出来る建物の見積書の比べ方
住宅会社の見積りには決まった書式がありませんし、住宅会社によって必要な利益も違うので比較がとても困難です。
(住宅会社の経営方針によって、会社を維持するために必要な経費(広告費や人件費)が大幅に違うので、利益率が全く違います。
それに、利益の上乗せ方法も違うので、同じ工事内容でも一概に比べることは出来ません。)
なので、見積書の金額を「その住宅会社独自の建築費用」と「住宅会社によって変わらない費用」とに分けて、「その住宅会社独自の建築費用」だけで比較してみましょう。
それと、住宅会社によって建物の仕様が違うので、建物のグレードを考慮して比べることも重要です。
こうすれば、建物の仕様による金額差だけでなく、「どの住宅会社が割安なのか」や「建物に対する工夫」「何が自分達に合っているのか」が分かってきます。
後は、基本プランの打合せの際に感じた、「担当者の人間性」や「会社の信頼度」「提案力」「技術力」なども合わせて総合的に判断すれば、あなた達家族に一番合った住宅会社を見極められる様になります。
なるほど。
こうすして、住宅会社の実力を見て行けば、私達の要望を叶えてくれる住宅会社を見つけることが出来るんですね。
そうですね。
慣れないことが多いので最初は戸惑うかもしれませんが、ここで手を抜いてしまうと後々後悔してしまうかもしれないので、
しっかりと見極めて、自分達の要望を叶えてくれる住宅会社を見つけましょうね。
自分達にピッタリな住宅会社を見つけるためにーまとめ
住宅会社を選ぶためには、「家づくりに費やす予算」や「叶えたい要望の実現度」「担当者の人柄や情熱」などの様々な要因を総合的に判断する必要があるので、悩んでしまう方も多いと思います。
そんな時は、ここだけはしっかり確認して欲しいことがあります。
それは、住宅会社の社長のことなんです。
特に、社員数が10~20名位の住宅会社に顕著の現れるのですが、
住宅会社の「方針」や「理念」には、社長の「考え方」や「人柄」が色濃く出ます。
なので、基本プランの打合せの際に、社長と話す機会を設けてもらって下さい。
そして、自分達が一番気になる事を聞いてみましょう。
あと、社長がもともと担当していた職種も聞いてみて下さい。
何故かというと、余り規模の大きくない会社は、まず社長の得意分野を強化する傾向が強いからなんです。
営業上がりの社長は、「顧客満足度」や「コスト管理」
設計上がりの社長は、建物の「デザイン」や「間取り」
現場上がりの社長は、建物の「構造」や「性能」
といった部分を自社の強みとするために力を入れることが多いんです。
なので、住宅会社の社長のことを知ることが出来れば、あなたが重視したい要因に力を入れているかどうかを簡単に知ることが出来るんです。
(規模の大きい住宅会社の場合は、社長と話す機会が設けられないことが多いので、会社説明が記載されたパンフレットなどで確認すると良いでしょう。
しかし、小規模の住宅会社に比べると、社長の考え方が会社の方針に与える影響は少ないので注意して下さいね。)
最後に、候補にあげた住宅会社の中に気に入った住宅会社が無ければ、
もう一度、資料集めに戻ってやり直してみましょう。
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きっと、まだ知らない住宅会社があるはずなので、もう少し視野を広げて探せば、今よりも良い住宅会社が見つかることでしょう。
せっかくの家づくりで失敗や後悔をしないためにも、納得がいく住宅会社を見つけましょうね。
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■ 打合せでは、事前に自分達の要望ををまとめておくと、営業マンのペースに巻き込まれずに済む
■ 見積書を比較する際は、建物の仕様書と設計図面を確認しながらグレードを考慮して判断することが大切
■ 住宅会社を選ぶ際は、見積書の金額だけでなく「担当者の人間性」や「会社の信頼度」「提案力」「技術力」を合わせて総合的に判断することが重要